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【diary #4】長男、1つ目のフリースクール見学。

昨夜はコロナワクチン2回目摂取のため、夜の更新は控えました。しかし本日はずーっと平熱、腕のだるさがあるのみ。仕事を午後休にしてたんだけど、これなら働けたかも。。。なお、今回は今まで以上に長文になると思います。休憩しながら読んでいただければと思います。

長男の朝は心療内科から始まった。

朝なかなか起きなくて焦ったけど、学校は休めることを思い出しご機嫌の長男。サクサクと準備をしてくれたおかげで間に合わないと思った通院も時間に間に合う。(学校の日はそれはもうなかなか準備しないので大変…)

前回の日記で書いていた内容をほぼそのままコピペしたものを印刷し、いざクリニックへ。noteの有効活用ができてうれしいw

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これを見てもらいながら、診察。さすが先生、これを見ながらいろいろ質問して、うまーく答えを引き出している。いつも1回の診察で、1つ2つ私それ初めて聞いた!というのがあるんだけど、今回は

人の視線や行動が気になって落ち着かない

が初耳でした。とにかく全てにおいて感覚過敏なう、な長男ということがよーく分かったので、今回から感覚過敏にフォーカスした処方箋(レキサルティ)に変更してもらうことに。

そして…今日は先生に伝えなくてはいけない大事なことがあるのだった。

「都内のクリニックに転院するので、紹介状をお願いします」

今の先生も決して悪くないのだけど、今の治療がすごく薬ありきな気がして…次男は今コンサータ27mg(小さい方から2番め)を処方されているけど、まだ7歳だよ?と思ったり。悶々としていた数ヶ月前、とある有名な作業療法士さんの個別療育でズバッと言われた。

「うーん…薬、本当にこの子達に合っているものなのかなぁ」

そして、都内の某クリニックを紹介してもらったのだった。このOTさんがおっしゃるには、精神科の開業医は大きく2つに分かれるらしい。

小児精神科で臨床経験を積んだドクター
神経精神科で臨床経験を積んだドクター

実は我が家が今お世話になっているドクターは後者。転院先は前者。OTさんの見解としては「小児精神科のドクターのほうが的確な診断を出す傾向がある」とのこと。なお、神経精神科のドクターはてんかんなどには強いそうで…。だから我が家はより専門的なドクターのところに転院し、改めて診察して頂くことにしたのです。

来週の長男診察が最後の診察になるので、そこで紹介状をもらう。そして転院先の初診はその2日後。ドキドキだなー。


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突撃!隣(の市)のフリースクール!!!

これを見てヨネスケだなーと思った方はアラフィフ以上かと…wすみませんネタ古くて。これから今日のメインでございます。フリースクール見学&体験レポートです。

私達が住んでいる市には小学生が入れるフリースクールがない。が、隣の市にはNPO運営のスクールがなぜか2つ「も」ある。最近こそメディアでよく取り上げられるけど、実はフリースクールってそんなには多くない。不登校児童の数に対してかなり少ないと思うよ。

ちなみに隣の隣の市にもフリースクールが2つある。しかしこちらは入学金が非常に高く(40万前後)、中学選びのときに改めて検討することにし、今回はコンタクトを取らないことにした。

フリースクールはどうしても金額が高い。減免制度もあるスクールもあるけど、やはり経済的負担が大きい。我が家だって決して余裕があるわけではないが、まぁなんとか絞り出そうと思っている次第。だって中学受験するよりは安いもん、フリースクール。(月謝は3〜4万くらいのところが多い)

さて、昨日見学してきたフリースクールですが…

駅チカの立地抜群なところにあるスクール。建物は決して新しくないけど、毎日きちんと掃除しているんだろうなぁという感じの程よい清潔感。長男は最初「この建物怖い…」とビビっていたけど、中に入って、子どもたちがゲームをしてくつろいでいる姿を見てホッとした様子。

まずはスタッフの方に中を案内してもらう。リビングにはゲームができる畳スペースがあったり、ソファに座ってゲームができるスペースがあったり。テーブルや椅子が数箇所にあるので、各自好きな場所に座って好きなことをしている。ゲームをしている子が多いかなぁー。2〜3人で集まっているところもあれば、1人でゲームに没頭している子も。

他にも部屋があり、ドラムやギターなどいろんな楽器が置いてある音楽室や勉強室も見せてもらったけど、音楽室では高校生くらいの男の子2人がカードゲームやってたし、勉強室では中学生くらいの女子2人がスマホゲームやってた(笑)。勉強やってる小中学生はほとんどいないため、近頃の勉強室は女子が集う部屋になっているそうです。

ちなみにこのスクールの男女比は 男7:女3 とのこと。やはり男かw

ぐるっと一周したあとは、スタッフさんからスクールについての説明を受ける。長男も一緒に座ったのだが、まぁ実に落ち着かない。明らかに(いい意味で)ソワソワしている。カウンターの下に貼っている電車の絵について質問したり、後ろのスペースでゲームやっている子どもたちが気になったり。なので最低限聞いてほしいことだけ聞いてもらい、長男はゲームをやりに離席。

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フリースクールにも種類がある。

まず教えてもらったのは、フリースクールは大きく2つに分かれるということ。

・居場所系
・復学が目標系

昨日行ったのは完全に前者。スタッフさん曰く「第2の我が家」的存在になれるようにいています、とのこと。また、スクール独自のルールもあるのだけど、これを書くと完全に場所が特定されそうなので書きません、ゴメンナサイ。。。

学校が合わないならここで好きなことをやればいい。時にはお友達と喧嘩することもあるけど、それは社会に出れば絶対にあること。喧嘩したっていい。その後の距離のとり方を学んでほしい。基本的には子どもたちで解決してもらうが、場合によってはスタッフも間に入るそう。

そうなのよ、そうなんだよ、それを求めているんだよ…!!!と心のなかで絶叫しながら、ひたすら頷く私。長男は近頃苦手な人が出ると一気に崩れるから、本当にこれを克服してほしいと願っているんだもん。支援級の上級生然り、デイのA先生然り。苦手な人が出るとその場所さえダメになってしまう傾向があるんだよ長男。

そしてもう1つこのスクールに共感したこと。それは「本人・親・スタッフの納得がいくまで体験できる」ということ。体験は5回で1万円と決して安くはないけど高くもない。それよりは正式に入学してからミスマッチが起こるほうが損失が大きいもの。(入学金が5万円なので)

体験5回が終わるごとにスタッフさんと私達親子で面談して、本人の意向を聞くそうなので、早ければ来週後半には面談になりそうだな長男。

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在籍児童のリアルな言葉に涙。

そんなこんなで私が説明を聞いている間、長男はというと後ろで電車でGOやってた。専用のコントローラー(マスコンとかくっついているやつ)で。ゲームしながらスタッフさんと世間話する長男。相変わらずのコミュ力だなぁ。

そして、話を聞いている間、終始隣にいた小5の在籍女子児童。スタッフさんの説明に頷きながら私にもいろいろ話しかけてくれた。

女の子「私も支援級ってところにいたんだけど、学校が合わなくて行くのやめたんだ。ここはそういう人にはすごく楽しくていいところだと思うよ」

私「そっかぁ。そうなんだね。うちの子も一緒だよ。だからここだったら楽しく過ごせるかもね。教えてくれてありがとう」

と言いながらなんだか涙腺が緩む。ここなら穏やかに過ごせるのかもしれない。1年前の今頃は放課後デイが第二の我が家になってほしいと願っていたけど、児発管との不仲があり、それはもう叶えることがほぼ不可能。

だけどここは発達に凹凸がある子だけでなく、本当にいろんな子が来ている。そういう多様な環境の中で人間関係を学べれば、勉強なんてあとから最低限のことをやれば成人として自立できるのではないか。今長男に必要なのは勉強でも運動でもない、家以外で穏やかに過ごせる居場所なんだ。

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何箇所か見学・体験をしてから決めるのが◎

最後に

「ここだけでなく、他のフリースクールも見学・体験して頂くことをお勧めしています。合う合わないは絶対にありますので

と言われ、スタッフさんによる説明と質疑応答が終了。なんという商魂のなさ。確かにもう1ヶ所行くつもりではあったけど…そういうことを勧めてくれるのって、運営者目線じゃなくて利用者目線だよね。さらに好感度が上がってしまったはゆまるなのでした。

その後もずっとゲームをしている長男に「ママは話聞き終わったけど、長男は体験でこのまま残ってもいいらしいよ」と言ったら「じゃあ最後の時間まで遊んでいく!」と。途中、スイッチの充電コードを届けたときは1人でピアノを弾いていたのでちょっと心配していたけど、そのあとは中学生のお兄さんとプロスピ話で盛り上がったらしい。

ただ、私はついつい<友達作り>を意識してしまうけど、ここのスクールは<居場所>の提供をしているのであって、友達を増やすことより、気持ちよく過ごせれば1人でも構わないのでは?と思ったのでした。実際職員さんにも聞いたけど、1人でも問題ないですよーって言ってたし。これは私の思い込みだったので反省。

帰りは母のお迎えなし、1人で電車にて帰宅。1回乗り換えあるし、ふだんあまり乗っていない路線にも乗れるから、乗り鉄長男にはたまらなくたのしい通学なんだろうなぁこれ。私も仕事があるので送迎無しは大変助かる。

***

1日経って今日もフリースクールに行ってきた長男。長男、今日は先週から学校の先生たちに誘われていた公園遊びにだけ行って帰宅。帰宅後すぐTikTok見ようとしたので「動画見るのなら、家じゃなくてフリースクール行って来なよ」と伝える。

家でずっと動画見ているのって単なる引きこもりだもん。私だって仕事あるから相手できないし。だから行ってもらったのだけど、今日帰ってきたら「次は朝から行く!」だって。自ら楽しく行けるところがあるのなら、学校は必要ないかな、と思ったのでした。


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居場所型フリースクールのメリットとデメリット

最後にまとめをしたいと思います。きゃああ4000文字超えてるw

メリット

・好きな時間、好きな日に行ける

・自分の好きなことを好きなだけやれる(スクール内ルールはあるけど)

・ゲームやスマホ好きな子には最高の場所なので行き渋りが起こりにくい

・生きた人間関係を学び、自分で解決する力が身につく

・本当の自立した成人に向けての準備ができる


デメリット

・とにかく高額

・勉強はよほど本人がやる気にならない限りやらない(子が多い)

・学校へはもう戻らない(であろう)という、親の覚悟が必要

・ゲーム依存になったりしないのだろうか…(私最大の不安)


今日は以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました。

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