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データ活用を期待されている営業はtableauのどこで躓くのか

現在DATASaberBridgeに挑戦中のはやしです。
DATASaberプログラムを通じた学びを書いていきます。
※DATASaberプログラムとはこちらをご参照ください。

今回は私の日頃の経験やDATASabreへの挑戦を通じて感じた、営業にtableauを導入した時に担当者がどこで躓くのかというポイントをまとめました。
あくまでの私個人の経験と意見なのでご理解いただければ幸いです。

何を知りたいのか・伝えたいのかが明確になっていない

得られるデータありきで、数字をこねくり回せば何か分かることがあるのではないか?と手を動かしていることはないだろうか。

データを渡されて「なんか商談のネタない?」とザックリした質問をされる事がある。
しかし、優秀な営業は「今回の商談ではAという商品について●●という手段を強化することで売上げを作りたい。説得材料になるデータを出せないか?」という仕事の振り方をする。

データは持っていれば何でもアイディアが湧いてくる魔法の泉ではない。
営業として顧客と協働している人だからこそ見えるポイントこそが最も大切であると私は考えている。
ドキッとした人は是非 『イシューからはじめよ』著:安宅和人 を読んでみて欲しい。何度も読み返したくなる素晴らしい著書。

雑な仕事の振り方をする人には必ず、しつこいほど目的について質問するようにしている。
データに向き合う前にまずは目的を明確にすること。
私も未だに忘れそうになるので付箋でPCモニターに貼っている。

creatorライセンスをもらっても、データの準備で心が折れる


最近、会社全体を見てもexcelのpivotや数式もあまり使いこなせない人が多いということに気がついた。

普通に営業をしているとデータの型や結合の概念等について学ぶ機会などなく、考えてみれば私もこれまでの経験と過去に有志で行ったaccess研修で専門家に教えてもらい初めて理解した。
加えて、外部から得られるデータは想像以上に荒れていて、クレンジングが不可欠である。

そんな状況でいきなり営業にライセンスを配布し、「頑張って活用してください!」と言われても、手探りで業務データの整備から初めねばならず、tableauの得意とするビジュアル化にたどり着く前に心が折れてしまっている。

社内には整備されていて使えるデータソースも沢山あるので、まずは簡単なところからビジュアル化してデータを読み解き、ビジネスに繋げられる練習が必要であると考える。
そして、データを読み解くViewerとしてのスキルを培うのも忘れてはならない。

ビジュアル表現の引き出しが少ない

excel中心に育った世代の我々はどうしても棒グラフ・折れ線グラフで表現をしたくなる。(棒グラフ・折れ線グラフが決して悪いわけではない)
そして、それ以外何がわかるの?という状態に陥る。

私も文系出身(関係ない?)なのでtableauの勉強を始めるまで、ヒストグラムや散布図、箱ヒゲ図って「なにそれ…?」状態だった。

箱ヒゲ図にハゲと暴言をはくかつての自分(笑)

引き出しが少ないので、結局excel時代からなんとも変わり映えしない棒グラフや折れ線スパゲッティグラフばかりが完成する。

DATASaberプログラムのOrd6を議論し、考える機会は、tableauに取り組む全ユーザーに是非経験して欲しい。

tableauの特性を理解していない


最近よく聞かれる質問。
「この表ってexcelとtableauどっちの方が簡単にできますか?」

毎回返答に非常に悩む。

基本的にexcelありきで、excelのグラフを簡単に作れるツールだと思っている気がする。
ZEN問答にも近しい問いがあったような。

ZEN問答でも色々と議論されている内容を参考に、一旦その場で解を提供しつつ、時間を見つけて対話しながら並走するようにしている。

一方的に「tableauとは」という話をしても聴き手の記憶にはほとんど残らないが、担当者が自分の業務で自分ごととしてtableauに向き合っている時こそ理解を深められるチャンスだと思い、地道に意識づけを変える活動を進めている。



振り返ってみるとDATASaberプログラムの随所に散りばめられている問題ばかり。
気になる方は是非DATASaberに挑戦してみてください。

まだまだ色々ありそうですが、長くなってしまったので今日はここまで。

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