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車は一人で乗る乗り物(私の運転限定)

この話は主に、若手社員さんが失敗して
凹んだ時に話すエピソード。

私、車の運転が苦手です。
正確に言いますと、同乗者がいる時の
運転が苦手です。一人運転時は事故0。

制限速度もルールもきっちり守ります。
ですが、同乗者がいると、どうにもミスが。

忘れもしない、現職入社2年目の秋。
入社時に運転は避けたいと言っていたのに
社長から急に、
近場まで送迎して、とご依頼が。

心で悲鳴をあげて上司を見ましたが、
代われないと拒否反応。ん~仕方ない。
社長を横にお乗せして、いざ発進。

横に社長。しかも社長は運転がお上手。
粗相しないよう安全により一層配慮せねば。でも、少し雑談もしなければならないのか?かといって何をお話したらよいやら。

と色々脳内パニックの中、
駐車場から右に右折

ガガ

社長「田中君、何かこすってるよ」
私「へ?」
見事に横に駐車している車へ擦っていて。
その車、役員のお車。

ナンバー1の目の前でナンバー2の車を
こするという素敵なコンボ。
初期鉄拳の永久コンボ真っ青のKOっぷり

慌てて社長を送迎し、
その後ダッシュでその役員へお詫び。

心はダッシュジャンピング土下座
でしたけれど
顔面蒼白で素直にご説明したら
笑って許してくれました。

このエピソード、端的に若手に説明
「社長を横にお乗せして
役員の車擦る事と比較して
それ以上のやらかしだったら教えて。
伝説上書きしとく」

というと、若手は失敗を悔いることなく
「田中さんに比べればまだマシですね!」
と言ってくれる。

まぁそりゃ、これを超えたらあっぱれです。そういう意味では、
あの顔面蒼白は無駄になってないか。

この事件以降、私は誰かをお乗せする際
本当に大丈夫ですか?
とお聞きして、同乗は
極力避けるようにしています。

お相手の方の健康と、私の心と、
車の安全の為に。

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