革の染色・加脂①
昼休みです。今日は変な色の革を勝手に染めてます!商品化されたらいいなー!
閲覧数がここ最近20倍くらいに跳ね上がってビビってます。 多分会長の仕業です。
という事で今日はたまには革の事でも書きます。
さて、入社してから5年程経ち、僕は水場で革の染色をする様になってました。というか今のメインの仕事はココです。
染色、加脂とは?
「脂加減など感触を揃えながら色を見本に合わせる」
ってだけです。簡単ですね!!!
んな訳あるかと。正直毎日神経すり減らしながら染めてます。でも仕事ってこういう事だよね。
企業秘密が多いゾーンなので言える範囲で説明しようかなと。
まず、鞣しをした革を傷や生地の状態を見て用途別に選別を行います。
そして水絞りという作業をし、革の水分を抜きます。
それを「シェービング」「革漉き」と呼ばれる工程に出し、厚みを整えます。弊社ではシェービングや革漉きは外注にお願いしています。
厚みを整えたら重さを計り、
「ドラム」とか「タイコ」と呼ばれている機械に革を投入します。めっちゃ回ります。触れると大事故になる可能性があるので細心の注意を日頃から。
この機械は大きさによって革の適正枚数があり、多くても少なくても良い状態に仕上げるのが難しくなります。ちなみに左ので野球用グローブ革なら20枚(牛10頭分)右ので30枚(牛15頭分)ほどです。
弊社で扱う革は中牛〜成牛の大きなものが多いので、革1枚は背骨の線にそって開かれて半身分になっています。これを「半裁」と呼びます。
もっと小さいタイコも大きいタイコもありますが、現在の1ロットは大体このあたりの枚数で回す事が多いです。
ここからは染色がキレイに行く様に、また、固さや感触が変わる薬品を入れて行きます。途中で浴液を変えたり、洗ったりしながら。
さあ!いざ染色!
って所で次回に引っ張りますね。
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