映画レビュー「スパイの妻」〜黒沢清の新たなる試み

ヒッチコックの「断崖」のような映画かと思いきや、かなり二転三転した末にあのような物悲しさのある結末になったので、良い意味でとても驚かされた。 マクガフィン的な存在である例のフィルムの内容は、さすがJホラーの名手とも言うべき不気味さ極まりないものであり、かの埋もれた名作「ブラッディ・ナイト」を彷彿とさせる。 あそこまですさまじいインパクトを誇る内容のフィルムだったからこそ、終盤の仕掛けはとても大きな意味がある。あれに加え、中盤における病的なまでの聡子の執着ぶりがあるからこそ

京都大原三千院で撮影した風景写真

映画レビュー「来る」～現代の怨霊譚になり損ねた

とある一家（？）を襲う数々の怪奇現象と因縁を描いたホラー作品。監督は中島哲也。 原作は澤村伊智作「ぼぎわんが、来る」（未読） この作品で注目すべき点はふたつ。 日本でも古くは数多く制作された、おどろおどろしい怪談映画のテイストを存分に取り入れていること。 そして、物語前半の主役、妻夫木聡演じる秀樹のおぞましい人物設定だろう。 前者に関しては、自分がその手の怪談映画好きなこともあってとても面白かった。やりすぎかと思うぐらいの照明や色彩、グロテスク演出はとてもよい意味で

映画レビュー「FAKE」～佐村河内守の人間性とは

ゴーストライター騒動によって世間を大きく騒がせた作曲家、佐村河内守に関する森達也監督のドキュメンタリー。 これを見てパッと瞬間的に感じるのが、「佐村河内守というのはどん引きするほどの極悪人ではないようだ」ということ。 彼の話し方や言葉遣いはかなり弱々しく、苛立ちを覚える場面こそいくつかあれど、悪辣さや厚顔無恥さといったようものは"少なくとも"映像からはそれほど伝わってこない。むしろ「ケーキ」や「猫」「豆乳」のくだりはほんわかしたものすら”一部”では感じさせられる。（自分も

奈良桜井山の辺の道にて撮影した写真 Panasonic Lumix DC-S1

京都大岩神社で撮影した写真

奈良曽爾高原で撮影した写真

神戸港の「風景」と「音」をいっしょに楽しめる動画

平日、兵庫県神戸港にて1時間ほどカメラとリニアレコーダーを回して収録したものです。 作業用、睡眠用などにどうぞ ・機材 Panasonic Lumix DC-S1 TASCAM DR-40X

安眠用波の音動画を作成

大阪の海岸で録音した波の音を約1時間の動画にしました。 作業用、睡眠用などにお使いください。

木津川周辺の風景写真

先週、京都木津川周辺の風景を撮影してきました

曇りから雨に移り変わる工業地帯の風景動画を作成

「【環境音ASMR】宇治川付近の工場地帯の風景、曇りから雨への移り変わり」をYouTubeに投稿しました。 本当は工業地帯の環境音を1時間ほど録る予定だったのですが、途中で雨が激しくなり撮影を切り上げざるを得なくなったため、このような内容となっています。 それでも、雲の動きや雨の音など、楽しめる映像や音が入った面白い作品になったと個人的には思っています。

湧き水の環境音動画を作成

奈良の農村の湧き水を録音した環境音動画を投稿しました。 作業用、睡眠用などにお役立ていただければ幸いです。 https://youtu.be/hE2NAPBS0Fc