世界一周36日目 シンガポール入国で置き去りにされた話
5月26日
マレーシアではるかさんとご飯を食べ、深夜バスに乗って無事シンガポールの国境まで来ました。
ここからが最悪の1日の始まりです。
シンガポールに入国する際はオンラインで電子入国カードを申請しておかなければならないのですが、僕はそのことを調べていなくて国境で提出するはめになってしまいました。
そして次に行く国を記入する欄があるのですが、ギリシャを英語でなんていうのかが全く分からず、通じず、そこで時間がかかってしまいました。
Wi-Fiもないので携帯の翻訳機能も使えず、結局ギリシャが英語でグリースだという所に行き着くまで30分ほどがかり、僕が国境を越えた頃にはバスは待っていてくれるはずもなく、何もない国境に置き去りにされました。
見てもらったらわかる通り、国境の付近には何もなくて国境からバスで1時間ぐらい走った所が本来の到着地点でした。
シンガポールのお金を下ろす場所もなくてバスにも乗れないし、携帯が使えないから何も調べられないし、昨日はオールで今日もほとんど寝られていなくて僕の体はかなり疲弊していました。
全てが嫌になって考えることをやめた時、僕に希望の光が。
僕が予約したバス会社のバスが戻ってきました。どうやら一順目の送迎を終えて、二順目の送迎に来たみたいです。僕はしらこくバスのチケットを見せてばすにのりました。
やったー!なんとかなったー!と安心して眠りに着いたのが束の間。到着した場所は本来の目的地とは全く別方向の場所でした。運転手さんに『ここじゃないからまたこのバスに乗って国境まで帰りたい』というと、「このバスはここで止まる」と言われ、またもや僕は知らない土地に取り残されてしまいました。
どこもかしこもWi-Fiが繋がらず、交通手段も見つかりません。僕はもう楽をすることを諦め、約20kmの距離を歩くことにしました。
絶望しながら頭を真っ白にして歩き始めて、10分ぐらいが経った頃でしょうか。
空から水が降ってきました。それも大量の。ゲリラ豪雨並みの大雨が降ってきて、また歩く気力を失いました。
今日は本当についていない1日だ。
そう思う人もいるでしょうがこの時の僕の考えは違いました。こんなに立て続けに悪いことが重なるってことは、後でめっちゃ良いことが起こるかも知れないぞと。そう思ったら逆になんか元気が出てきました。
そして少し歩いた先に奇跡的に電車が走っていて、線路に沿って歩き駅のホームまでたどり着くことができました。
そして休憩していた人に『どこでSIMカードを買えば良いですか』と尋ねると、「セブンイレブンで買えるよ」と近くのセブンイレブンまで案内してくれました。
しかしそこのセブンイレブンはSIMカードが売り切れていて、またもや買えませんでした。でももう前向きな僕はSIMカードが買えないことするも楽しんでいました。
少し申し訳なさそうに思ったその人が「朝ごはん食べてないでしょ」と5ドルをくれたことがすごく嬉しかった。シンガポール人の優しさに触れた瞬間でした。
SIMカードが買えないのでもう道ゆく人に携帯のWi-Fiを借りるしかないと思い、駅から出て行く人に話しかけました。ここでもExcuse meの成果が出て1人目に声をかけた方が快く携帯のWi-Fiを貸してくれました。
その方のお陰でホテルと電車を調べることができて、なんとか、なんとか目的地まで着いたのですが....
シンガポールのホテル高すぎぃぃぃ。です。
シンガポールのドミトリー、1泊4500円です。タイ、ラオス、カンボジア、では1泊500円、マレーシアでも1泊1000円だったようなのと全く同じドミトリーのホテルが、1泊4500円。これでも僕が調べた最安値です。
はるかさんもシンガポールは高いと言っていましたが、僕の想像を遥かに越えてきました。
使えるのはこのベット1つ分のスペースだけ。
唯一の救いが、相部屋だった人が全員アメリカ系の綺麗なお姉さん方がったこと。
そんな感じで怒涛の1日に疲れ果てていた僕ですが、シンガポールでは中田敦彦さんに会うというミッションがあるため寝ている暇はありません。すぐに探しに行きました。
まぁマーライオンに聞いても、居場所はわからなかったんですけどね。
明日からが本当の戦いです!
僕のことを応援したいと思ってくださる方がいましたら、サポートもぜひお願い致します。 サポートは全て世界一周と起業するための費用にさせて頂きます。 これからもどうぞよろしくお願いします!!