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ならば僕は今日、どう苦しもうか。

敬愛する井坂康志先生の新刊に寄せて。

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理論による一元的な社会の統制は、人から生きる意味を剥奪してしまう。古典派経済学すらそうだ。

だからドラッカーは経済学者や社会学者のような理論家でなく、社会生態学者と名乗った。井坂先生の新刊では、社会生態学者とは何かについて詳述されている。

理論や計画に縛られることなく、どうしたら世界を観察できるのか。

「現実だけが完璧な教師」
「現実こそが神」

A.ミンデルはそう述べたけれど、社会生態学者も同じ視座に立つ。
理論で現実を縛る立場には立たず。

社会生態学者は教養に依る。

ドラッカーを引き、先生はそう語る。
ならば教養とはなにか。考えてみたくなった。

・・・・・・

「私だけのために書かれた世界的名著」

そんな感覚を喚起させる。教養とは。

個人的なものですら社会の学びとなる。
あなたが一人で学んでいることは、社会全体が学んでいるということを意味する。
あなたの苦しみは世界が産まれる苦しみ。

損得勘定を基準にしては動かない。
人としてどう生きるか。
その苦しみが何よりの楽しみ。

あなたの苦しみは、あなたにとって苦しみ以外ではないかもしれない。けれど、他者にとって至高の教養となる。ドラッカーの言う強みとは天命を意味する。強みとは、苦しみに耐える神からのギフト。

理論は楽しみを求め、物語は苦しみを求める。
貴女の寂しさや悲しみを感じて人が支えられている。
貴女の苦しみこそが世界を支える教養である。

・・・ならば僕は今日、どう苦しもうか。

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井坂先生、新刊発売おめでとうございます。

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お読みいただきまして誠にありがとうございましたm(_ _)m
めっちゃ嬉しいです❣️

下のリンクで12月17日発売の新刊、『人は幽霊を信じられるか、信じられないかで決まる』のまえがきを全文公開させていただきました。是非ぜひお読みくださいませm(_ _)m

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2021年10月8日、新刊『逆転人生』を4名の素晴らしい方々と一緒に上梓いたしました。

内容を5名分、下のリンクより少しづつ公開させていただきます。
是非お読みくださいませ(^○^)

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下の書籍が処女作です。

歴史上、だれも端的に述べられなかったフッサールの現象学が持つ本当の意味や、とても高名な方々が半分も理解していないヘーゲルの精神現象学などを、14歳にも分かるよう解説させていただきました。

是非ご覧くださいませm(_ _)m

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書籍の紹介動画です。

お読みいただきまして、心より感謝いたしますm(_ _)m

サポートありがとうございます!とっても嬉しいです(^▽^)/