成人式を迎えた卒業生への祝辞

【令和５年袋井市はたちの集い】はたちの皆さんへ市民や恩師からのメッセージ

ご成人おめでとうございます。

学習塾を起業した最初の年にお会いしました。十五歳だったキミたちが成人式を迎えられたこと、心から祝福させて頂きます。若者の五年は濃密で、どれだけ凄まじいことがあったか、想像にかたくありません。

僕は二十歳のとき、新聞配達をしながら浪人をしました。仕事も勉強もまったく駄目。恥ずかしくて成人式に出られませんでした。

キミたちの武勇伝は、いまだ伝説です。

「先生あのね、今日、○○中学と喧嘩をして、パトカーが５台来たよ」
「先生あのね、今日、○○デパートの中でサバゲーをしたら、出入り禁止になったよ」
「先生あのね、今日、ホームレスの人にお寿司あげたよ」

毎週、伝説レベルの問題が起こりましたが、僕にとって人生最良の年。生きる力あふれるキミたちを、心底頼もしく思いました。

今日から、変わるのかもしれません。

経営学の神と言われるP.F.ドラッカーは、若いころ問われました。

「なにを持って覚えられたいですか？」

「あなたの墓標には、何を刻みたいですか？」
「あなたの弔事には、何と読まれたいですか？」

成人式を過ぎたら、人生のテーマを探しながら生きて頂きたい。

若かりしドラッカーは、さとされます。

「いま答えられるとは思っていません」

「でも、五十になって答えられなければ、人生を無駄に過ごしたことになるんですよ」

あなたの人生のテーマは何だろうか。

五十になったら、ぜひ塾に来て答えを聞かせてください。
性急に答えを出さず、五十までずっと考えつづけてください。

・・・もちろん、いつでも気軽にお立ち寄り下さいませm(__)m

ご成人、誠におめでとうございます。

学習塾omiiko
代表　松井勇人