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【短歌ブック】#79 返り花


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【返り花】

かえりばな〔かへり-ばな〕(名)

季節はずれに再び咲いた花。返り咲きの花。狂い花。


をさな児と夕ぐれ時を来りけり桜若木はかへり花して
(土屋文明)

出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研


《歌人紹介》
土屋 文明(つちや ぶんめい)
1890-1990 大正-昭和時代の歌人。
明治23年9月18日生まれ。一高在学中に「アララギ」同人となる。大正14年第1歌集「ふゆくさ」を出版。昭和5年斎藤茂吉にかわり「アララギ」の編集発行人。法大・明大教授をつとめた。芸術院会員。61年文化勲章。平成2年12月8日死去。100歳。群馬県出身。東京帝大卒。歌集に「山谷(さんこく)集」「山下水(やましたみず)」など。著作に「万葉集私注」。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説)

コトバンクより


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