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【短歌ブック】#83 石蕗


~短歌Bookmarks~

短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【石蕗】

つわ-ぶき(名)

きく科の常緑多年草。暖地の海辺に自生。葉はフキに似、厚くて光沢がある。黄色の頭花を房状につける。


石蕗の花に光の澄むまひる死までの時間は測ることなき
(安田章生)

出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研


《歌人紹介》
安田 章生(やすだ あやお)
1917-1979 昭和時代後期の歌人,国文学者。
大正6年3月24日生まれ。安田青風の長男。昭和21年父と「白珠(しらたま)」を創刊。知的叙情をとなえ,中世和歌の精神を実作にいかそうとつとめる。樟蔭女子大教授,甲南大教授を歴任。53年「心の色」で短歌研究賞。昭和54年2月13日死去。61歳。兵庫県出身。東京帝大卒。歌集に「表情」,著作に「日本詩歌の正統」など。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説)

コトバンクより


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