【短歌ブック】#61 春一番
~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。
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【春一番】
はる-いちばん(名)
立春を過ぎて最初に吹く昇温を伴った強い南風。
つきつめし思い削ぐには丁度良き春一番に打たれて帰る
(鈴木諄三)
出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研
《歌人紹介》
鈴木 諄三(すずき じゅんぞう)
昭和6年(1931)10月25日生まれ。
昭和31年(1956)東京大学電子顕微鏡総合研究室に入室。昭和37年(1962)十月会に入会。昭和39年(1964)第一歌集『ぜふぃいるす』を短歌新聞社より出版。
昭和43年(1968)日本臨床電子顕微鏡学会設立に参加。評議員、庶務担当常任理事を務める。昭和44年(1969)日本電子顕微鏡学会より、技術賞を受賞。日本臨床電子顕微鏡学会功労賞を受賞。
平成13年(2001)歌集『海馬逍遙』により、第一回短歌四季大賞を受賞。日本短歌雑誌連盟理事を委嘱される。日本文藝家協会に入会。この間、数々の賞を受賞する。また、数々の役職にも就く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
『鼓動探索 鈴木諄三歌集 新現代歌人叢書』より
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