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【短歌ブック】#62 蕗の薹


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【蕗の薹】

ふきのとう〔ふき-の-たう〕(名)

早春、蕗の根茎から生える花茎。ほろ苦さを賞味する。


庭の上に一つ萌えたる蕗の薹わが知らぬ間に妻が摘みける
(半田良平)

出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研


《歌人紹介》
半田 良平(はんだ りょうへい)
1887-1945 大正-昭和時代前期の歌人。
明治20年9月10日生まれ。東京中学の英語教師をしながら窪田空穂(くぼた-うつぼ)にまなぶ。十月会をへて「国民文学」の創刊に参加。死後刊行された歌集「幸木(こうぼく)」で芸術院賞をうけた。ほかに歌集「野づかさ」や「芭蕉(ばしょう)俳句新釈」など。昭和20年5月19日死去。59歳。栃木県出身。東京帝大卒。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説)

コトバンクより


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