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【短歌ブック】#72 紫陽花


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【紫陽花】

あじさい〔あぢさゐ〕(名)

幹は根から群生し高さ1.5メートル。梅雨入り頃に球状の花を多数作り、白、紫、薄紅に色が変化する。(よひら)四葩(古名)ともいう。


うつすらと藍の愁ひの色きざす庭のあぢさゐ風なきに揺る
(秋山佐和子)

出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研


《歌人紹介》
秋山 佐和子
秋山 佐和子(あきやま さわこ、1947年6月15日 - )は、歌人、近代日本文学研究者。現代歌人協会理事。日本歌人クラブ中央幹事。
〈経歴〉
山梨県東山梨郡後屋敷村(現山梨市)生まれ。旧姓、堀内。山梨英和中学校・高等学校、國學院大學文学部卒。岡野弘彦に師事し、1974年「人」短歌会入会。1985年、「応答に抑揚ひくき日本語よ - 宮柊二の歌とともに」で第3回現代短歌評論賞次席。日本語教師として働くかたわら、1990年の第5回「現代短歌を評論する会」にて「フェミニズムを体現した歌人たち」のテーマで研究発表。以後、三ヶ島葭子などの女性歌人を中心に「青鞜」の女性運動について研究を行うようになる。

1993年、「人」解散に伴い藤井常世主宰の「笛」に参加。2002年、「玉ゆらの会」を結成、主宰となる。2003年、『歌ひつくさばゆるされむかも 歌人三ヶ島葭子の生涯』で第1回日本歌人クラブ評論賞を受賞。2012年、「青鞜」に関わった歌人原阿佐緒と三ヶ島葭子の研究で第8回平塚らいてう賞を受賞。

Wikipediaより


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