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【短歌ブック】#09 雪代


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【雪代】

ゆき-しろ(名)

寒気がゆるみ、積もった雪がとけて流れ出し、溢れ出ること。


春の日に石垣ほてる坂道にひびきを立てて落つる雪しろ
(五味保義)

出典:「短歌用語辞典」日本短歌総研


《歌人紹介》
五味保義(ごみやすよし)
1901-1982 大正-昭和時代の歌人。
明治34年8月31日生まれ。五味智英(ともひで)の兄。島木赤彦,土屋文明(ぶんめい)に師事。昭和16年歌集「清峡」を刊行,アララギ派の新進歌人として注目される。戦後,「アララギ」の編集発行人となり,同誌の再建につとめた。46年歌集「病間(びょうかん)」などにより若山牧水短歌文学大賞。昭和57年5月27日死去。80歳。長野県出身。京都帝大卒。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説)

コトバンクより


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