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【短歌ブック】#29 黒南風


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【黒南風】

くろ-はえ(名)

梅雨どきに吹く南風。その南風のために曇って暗くなった空。


黒南風にかがよふ群の青杉は嫩(わか)芽ふきたつ深大寺の森
(北原白秋)

出典:「短歌用語辞典」日本短歌総研


《歌人紹介》
北原白秋
北原 白秋(きたはら はくしゅう、1885年(明治18年)1月25日 - 1942年(昭和17年)11月2日)は、日本の詩人、童謡作家、歌人。本名は北原 隆吉(きたはら りゅうきち)。
詩、童謡、短歌以外にも、新民謡(「松島音頭」・「ちゃっきり節」等)の分野でも傑作を残している。生涯に数多くの詩歌を残し、今なお歌い継がれる童謡を数多く発表し、活躍した時代は「白露時代」と呼ばれ、三木露風と並んで評される、近代の日本を代表する詩人である。

Wikipediaより


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