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【短歌ブック】#50 小春


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【小春】

こ-はる(名)

陰暦十月の異称。暖かな春のような日和が続くのでいう。小春日。小春日和。


祈ること虚無を知ること 小春日の陽を踏みてゆく駅への道を
(三枝浩樹)

出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研


《歌人紹介》
三枝浩樹
三枝 浩樹(さいぐさ ひろき、1946年(昭和21年)10月17日 - )は歌人。本名は三枝 亨。河野裕子(1946年 - 2010年)、永田和宏(1947年 - )、小池光(1947年 - )、道浦母都子(1947年 - )らと共に、団塊世代を代表する歌人の一人。
経歴
山梨県甲府市生まれ。甲斐市在住。父・清浩(本名:福武)は植松寿樹門下の歌人。五人兄弟の五男。歌人で文芸評論家の三枝昂之は四兄。高校時代、歌誌「沃野」にて植松寿樹に学ぶ。

1965年、法政大学文学部英文学科入学。1967年、法政短歌会を結成、同人誌「風車(ふうしゃ)」を創刊。「日常の視界のかなた何揺らぎつつあらんひと群れの樅そよげるを」。その後、1969年、同人誌「反措定」創刊に参加。1978年、「かりん」(主宰・馬場あき子)に入会。その後、季刊誌「月光」(主宰・福島泰樹)を経て、1992年、三枝昂之、今野寿美らと歌誌「りとむ」を創刊。2003年、「なまよみの歌人懇話会」を発足、代表世話人。2009年、「沃野」に復帰し代表となる。2016年、「二〇一五年夏物語」で第52回短歌研究賞受賞。2017年の『時禱集』で第22回若山牧水賞、第52回迢空賞受賞。

Wikipediaより


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