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【短歌ブック】#71 芍薬


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【芍薬】

しゃく-やく(名)

きんぽうげ科の多年草。牡丹に似て五月頃に紅・白などの大型の花を開く。三月頃細い芽が竹の子のように生える。


たわみなく立ちたる茎のいただきに萄薬の花咲き据り見ゆ
(三ヶ島葭子)

出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研


《歌人紹介》
三ヶ島 葭子(みかしま よしこ)
1886-1927 明治-大正時代の歌人。
明治19年8月7日生まれ。新詩社をへて大正5年「アララギ」同人となり,島木赤彦に師事。10年赤彦と確執を生じ,古泉千樫(こいずみ-ちかし)の「日光」に参加。病苦,夫の背信,子への愛をうたった。昭和2年3月26日死去。42歳。埼玉県出身。埼玉女子師範中退。本名はよし。歌集に「吾木香(われもこう)」。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説)

コトバンクより


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