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【短歌ブック】#81 福寿草


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【福寿草】

ふくじゅそう〔ふくじゆ-さう〕(名)

早春、葉に先立って黄色の花が咲く。正月用の鉢植えに用いる。


一鉢の黄の福寿草一壷のしろたへの塩今年始まる
(宮 柊二)

出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研


《歌人紹介》
宮 柊二(みや しゅうじ)
1912-1986 昭和時代の歌人。
大正元年8月23日生まれ。北原白秋の門下。昭和14年日本製鉄(のち富士製鉄)にはいり,同年応召で中国各地を転戦。21年第1歌集「群鶏」を刊行。28年より「コスモス」を主宰した。代表歌集に「山西省」「小紺珠(しょうこんしゅ)」。52年芸術院賞,58年芸術院会員。妻・宮英子も歌人。昭和61年12月11日死去。74歳。新潟県出身。長岡中学卒。本名は肇。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説)

コトバンクより

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