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【短歌ブック】#14 春の雨


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【春の雨】

はる-の-あめ(名)

しっとりと絹糸のように降り草木を育て花を咲かせる雨、春霖と呼ばれて音を立てて毎日降る雨、雨あしの強い春の驟雨(春しぐれ)、菜種梅雨、花の雨など。


春となる雨降りけむる街のはて星座の如き灯がともりをり
(三国玲子)

出典:「短歌用語辞典」日本短歌総研


《歌人紹介》
三国玲子
三国 玲子(三國 玲子:みくに れいこ、1924年(大正13年)3月31日 - 1987年(昭和62年)8月5日)は、歌人。
東京都出身。日展評議員も務めた彫刻家・三国慶一の長女。川村女学院卒。本名・中里玲子。鹿児島寿蔵に師事し、『潮汐』同人となる。1954年歌集『空を指す枝』を刊行、第2回新歌人会賞を受賞。1979年『永久にあれこそ』で短歌研究賞受賞、1987年3月『鏡壁』で現代短歌女流賞を受賞するが、7月鬱病のため入院し、同病院で飛び降り自殺した。

Wikipediaより


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