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【短歌ブック】#32 朝顔


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【朝顔】

あさがお〔あさ-がほ〕(名)

七月頃より初秋にかけて早暁、藍紫・白・紅色の花が開き、日中までにはしぼむ。東京入谷の朝顔市は有名。


あさ顔の濃き藍の花ひとつより流れて空の色となりぬらし
(太田水穂)

出典:「短歌用語辞典」日本短歌総研


《歌人紹介》
太田水穂(おおたみずほ)
1876-1955 大正-昭和時代の歌人,国文学者。
明治9年12月9日生まれ。四賀光子の夫。郷里長野県での教員生活のあと上京。大正4年歌誌「潮音」を創刊し,没年まで主宰。象徴主義歌論を展開し,芭蕉(ばしょう)研究に力をそそいだ。芸術院会員。昭和30年1月1日死去。78歳。長野師範卒。本名は貞一。別号にみづほのや。著作に「短歌立言」,「芭蕉俳句研究」(共著),歌集に「つゆ艸(くさ)」「老蘇(おいそ)の森」など。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説)

コトバンクより


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