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【短歌ブック】#46 鱗雲


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【鱗雲】

うろこ-ぐも(名)

巻積雲の一つ。秋空にさざ波状・鱗状に浮かぶ。


鱗雲鉄塔の上にひろがれり滑車一つが音立つるのみ
(近藤芳美)

出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研


《歌人紹介》
近藤芳美(こんどうよしみ)
1913-2006 昭和-平成時代の歌人。
大正2年5月5日朝鮮馬山生まれ。中村憲吉,土屋文明に師事。昭和23年社会性のつよい「埃吹く街」などを刊行,戦後派として注目される。26年「未来」を創刊,主宰。44年「黒豹」で迢空(ちょうくう)賞,平成3年「営為」で現代短歌大賞。8年文化功労者。平成18年6月21日死去。93歳。東京工業大卒。本名は芽美(よしみ)。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説)

コトバンクより


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