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【短歌ブック】#34 睡蓮


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【睡蓮】

すい-れん(名)

沼沢等に自生するが栽培品が多い。七月ごろ、水面から細長い花梗をのべ蓮に似た花を開く。白・黄・赤などの色で夜は閉じ、昼にまた開く。ひつじぐさ。


睡蓮の花ひらきたりしまらくのひとりごころの器(うつは)なしつつ
(島田修二)

出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研


《歌人紹介》
島田修二(しまだしゅうじ)
1928-2004 昭和後期-平成時代の歌人。
昭和3年8月19日生まれ。宮柊二(しゅうじ)に師事し,昭和22年「多磨」にはいる。28年柊二の「コスモス」創刊に参加。同年読売新聞社にはいり,53年まで勤務。知性派歌人として注目をあつめ,63年「青藍」を創刊,主宰。のち歌誌「草木」を主宰。朝日歌壇の選者,宮中歌会始の選者をつとめた。画家島田章三の兄。平成16年9月15日自宅で死亡していたのを発見された。76歳。神奈川県出身。東大卒。歌集に「花火の星」,「渚の日日」(59年迢空(ちょうくう)賞),評論集に「抒情の空間」など。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説)

コトバンクより


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