見出し画像

記録に残すと自然と効果が出始める

何かを成し遂げたいときに、目標を数値化して目的に向かって行動するのはとても効果的です。例えば、ダイエットで一日の運動量を決めたり、食べる量を決めたりして、そのとおり実行し続ければ効果が出てくる可能性は非常に高いです。

しかし、いくら数値化してもそれを実行するのは至難の技です。2,3日続けるだけであれば、なんとかなりますが、1ヶ月、半年、1年と増えていくほどやる気頼りな方法では途中で挫折してしまいます。
実際私も、筋トレを始めようとして続かずやめてしまう、ということを何度も経験してきています。ただ最近は、辞めずに続けることに成功しています。例えば運動週間をつけるという目標は、2年ほど前に目標にしましたが、今でも運動習慣がついています。加えて、次第に運動負荷を上昇させることに成功しています。
他にも英語学習を4ヶ月ほど前から初めていますが、1日も欠かさず続けることができています。

私は、もし自分に新たにやりたいことができたとき、それを習慣化できる自信がなんとなく持てました。それは、記録をつけるようにしたためです。
やりたいことに関する記録をつけるだけです。

例えば、先程のダイエットであれば、その日の食事や、その日の運動量など体重に影響を与えるものを記録できるのが好ましいです。毎日記録を取るのは、これまでしていなかった人にとってはなかなか難しい作業になりますので、まずは歩数の計測という自動でできそうなものから始めるのがおすすめです。

最初は、運動量を増やしたり、食事量を減らしたりする必要はまったくありません。ただ、記録をとっていくなかで、「もう少しだけ運動しようかな」「少しだけ食べる量減らしてもいいかも」「炭水化物の代わりに野菜をもう少し増やそうかな」「お茶碗のサイズをもう一回り小さいものにしてみようかな」という思いつきがやってくるときがあります。

この思いつきを逃さないようにしましょう。全ての思いつきが、その後も継続できるわけではありませんが、そのときの自分に無理のないものだけを継続していきます。
実際に思いついたことを実践してみると、それに対する自分の感じたことが浮かんでくるはずです。

「運動量を増やしてみたけれど、これを継続するのは今の自分には大変そうだ。」「お茶碗のサイズを小さくしてみたが、これまでとあまり満腹感は変わらない気がする(続けられそう)」
これらに素直に従いましょう。どれも難しそうであれば、それはその時の自分にとってはまだ早い可能性が高いです。継続しながら、ほんの少しずつさえできることを変えていけば次第に始めた頃には想像できなかったことができるようになります。

以下の画像は、私の直近3年間の月ごとの歩数データです。
ひと目見てわかるかと思いますが、2022年の歩数が大きく増えていることがわかります。私は、2020年の12月頃に体調を崩しました。そこから心を入れ替えて、生活習慣の改善に取り組みました。
睡眠や食事などにも取り組みましたが、最も力を入れたのが、運動習慣です。2021年は、体調を崩すことが多くあまり変化がありません。(加えて、2021年の9月の半月ほどはAndroidを利用していたため歩数が記録できていません。)そして2022年にようやく成果が目に見える形になってきます。2022年の5月ごろからは、崩した体調も寛解し、遊び回れるようになり、運動量が大きく増えました。

実際私が運動量の改善のために取り組んだのも、記録と日々思い浮かんだことを取り入れるだけです。記録することにより、「今後どんなことをしようか?」と自動的に考えるようになります。そして、思い浮かんだことをトライ・アンド・エラーで進めていきます。
記録をとっていると不思議なことに、それに関する情報にもアンテナが立つようになり、本や、ネットなどで時々調べたりもするようになります。


この記録と日々思い浮かぶちょっとした挑戦を利用した継続方法は、負荷が少ないので3日坊主になりづらいです。ただし、その代わりとして、短期間に大きな成果が出てくることもまれです。1ヶ月以内に痩せないといけない場合などには残念ながら向いていません。そこさえ理解していれば、非常に強力な習慣化の方法だと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?