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ジンクスを超えた先に

ジンクスを破った先も人生は続いている

hayato07

私のジンクスとそれを乗り越えるまで

「8ヶ月続いた程度でジンクスと呼ぶな!」なんてことは言わないで欲しいのだが、私にはここ8ヶ月ほど続いていたあるジンクスがあった。
それは、月のはじめに必ず風邪を引くというものだ。

昔から体調をよく崩す方で、旅先で風邪を引いて自分だけ旅館で留守番をしていたり、旅行帰りに風邪を引き熱にうなされながら飛行機に乗ってなんとか帰ったり、学生時代には運が良かったのかインフルエンザでマラソン大会を欠席したこともある。
そんな風邪を引きやすい自分でも毎月はじめに風邪にかかることが、8ヶ月も連続したことはこれまでない。

最初の方は、このごろは定期的に風邪をひくなー、なんて楽観的に思いながら風邪に苦しんでいた。
5ヶ月ぐらい連続した頃には、「こんなに続くのはおかしい、とにかく早く対策を打ってこのジンクスを払拭しなければ。。。」と考えてるようになっていた。風邪にならないことよりも、ジンクス化していることが嫌になっていたのであろう、とにかく「脱、月初の風邪!」その掛け声とともに風邪をひかないように気をつけながら日々を過ごしはじめた。
散歩、筋トレによる肉体改善、外出先でも行うほどの手洗いうがいの徹底、野菜を多く接種するとともに、抗ヒスタミン薬をその日の状態にあわせて調整し鼻の通りをよくするなど自分にできることは何でもやった。

そんなあらゆる取り組みの成果だったのか、ジンクスが、今月のはじめにパタッと止まった。
「脱、月初の風邪!」その言葉を胸に過ごす日々は、実にやりがいのあるものであったが、待ち望んだ日が突然やってくると、意外と何も感じない。「あぁ、終わったんだ」というあっさりした感情がやってきた。私のジンクスとの格闘の日々は幕を閉じたのだった。

その後1週間ほどがたちようやく実感がやってきた。
「ついに私は世にはびこるウィルスや細菌などに自分の体を乗っ取られることなく、風邪に打ち勝つことができたのだ。そして、ジンクスを打ち破るという目的を達成してやった!」

私がジンクスを超えてから

ジンクスを破った喜びもつかの間、私は風邪を引いた。

理由は簡単、気温の変化にも関わらずその対応を怠ったためである。寒いと感じながらもその感覚に気づかないフリをし、気がつけば体がだるくなっていた。今リアルタイムで体がだるい。
動けないほどしんどくはないけれど、夜は鼻がツンとして、寝づらい。

往々にしてジンクスの先、ゴールに至った先にも人生は続いている。
「目的を達成したからと言って、自己管理を怠ってはいけない」
今回の一連の流れから私はそんな基本的なことを学んだ。そしてこの学びを伝えたいがためにこの記事は生まれた。

言葉にすれば当たり前だが、実際できているかと問われれば言葉に窮するということは、よくあることだろう。読んでいただいている方でも、この目的達成のその先で気が抜けてしまうことがあるかもしれないので、これを機に気持ちを切り替えていただきたい。
登山は帰るまでが登山、遠足も帰るまでが遠足、人生も終わりを迎えるまで続くのだ。

今後の風邪との付き合いかた

蛇足であるが、今後の風邪との付き合いについてもかいておく。
できる限り風邪は引きたくないので、気温による体温調整はもう少し精度を上げてしていきたい。ただ、仕事に夢中になっていると、気がつけば体が冷えているということがよくあるので、この部分を如何に対策するかが喫緊の課題である。

おわりに

いつもと違ったテイストの記事を書いてみた。風邪で頭がまわらないからこそ、「こんな記事を書いて良いのだろうか」という自問自答テストを通り抜けることができるのではないだろうか。(それが良いことかはさておき)

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