らしさ

ここ1年特に聴いたバンド、SUPER BEAVERの曲でらしさって曲がある。

“僕は僕らしく そして君は君らしくって 始めから 探すような ものではないんだと思うんだ”

ハッとした。


DUCK POTとして初めてのライブが終わり、早くも2ヶ月が経とうとしている。
活動開始します!って言っといて何やってたんだ!若手バンドの活動開始すぐの勢いはどこだ!って感じで、表立った活動はほぼ無かった。


そんな中でも俺は曲を作ってたし、みんなで集まってスタジオに入ったりしてた。

最初のライブで自分たちがどう見えるのか、何が足りないのか、何がいいのか。
そういった部分をbitの河口さん、神田さん、見に来てくれたお客さん、先輩方にたくさん言葉を貰って、その先の活動に向けて調整していた。あの夜のライブはそういう部分を知ることが目標だった。


そして、曲を作っているとぶち当たる。

「あれ、思いついた!って作ったこの曲、DUCK POTらしくないかも。」

同じ世界観の中で曲を作ったりするわけではないし、このフレーズいいなぁで作っていく感じだから、なんか違う気がすることが結構ある。

そのDUCK POTらしくない気がする曲も、今まで俺が聴いてきた膨大な素晴らしい楽曲達がたまたま入ってた引き出しをたまたま開けて出てきたもの。

ある人に言われた。
「DUCK POTの曲も、あ〜颯が作った曲だな」
って分かる部分結構あるよ。って。


どんなにジャンルとか聴こえ方が違う気がしていても、自分の癖とかはどこかに出てるのかもしれない。

それと同じように、ちょっと違うかもと思ってみんなと合わせたら意外としっくり来ちゃうこともある。

SUPER BEAVERが歌っている通り、自分らしさって探すものじゃないのかも。


そのSUPER BEAVERも毎回同じようなサウンドを鳴らしてるわけじゃない。曲ごとに個性があって、でもあの4人で鳴らすとSUPER BEAVERの曲になる。

どのバンドでもそうなんだろうな。


それに、少しバラツキがある感じがしても、いいように捉えれば幅広くできるという意味にもなる。
思い返せば最初のライブで披露した6曲もそれぞれ結構方向性は変えて作ったつもりでいる。


同じ世界観の中で、確立されたそのバンドだけのサウンドで、引き込んでいくバンドも居れば

テーマや題材はいつも違う、サウンドも曲ごとにどんどん変えていく、でもそのメンバーが鳴らせばそのバンドの曲になるってバンドも居る


悩む前に沢山作ってみんなで演奏してみよう。
ちょっと違うなと思ったらみんなで練ってもいい。


好きな音楽は多いから、別の場所でDUCK POTには鳴らせない音が鳴らせる場所もあったら楽しいだろうな〜と思いつつ、DUCK POTで挑戦できることはどんどんやりたいなと思う。


2月は15日と26日、下北沢と赤坂でライブがあります。
初ライブの時の背筋が伸びる感じ、まだ全然残ってますが、確実にアンサンブルは成長してると思います。


ライブハウスでお待ちしております。

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