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在宅介護日誌 2022年11月9日(水)

昨夜は4時過ぎに父がトイレに起きたみたいだが、ナースコール が鳴らなかった。光と物音で目が覚めたが、母も起きていたので寝かせてもらった。そして私の部屋のドアを閉めるように父が言っている。多分疲れているのが分かって気遣ってくれているのだろう。しっかり休まなきゃ。

今日はゆっくりスケジュールなので、昨日から母にも、私が起きなかったら先にご飯食べておいてね、と伝えておいた。
目覚めはやはりいつもの時間だけど、ベッドから起き上がれない疲労感である。ゆっくり身体を動かしながら起きた。
父は寝ているのか起きているのか、目を開けるのも億劫なのか、わからない。寝息を立てているかな?と思うが、話しかけると頷いたりする。

父がトイレに起きた時が薬を飲ませるチャンス。起きたので急いで薬の用意。あとパインの缶詰をミキサーにかけ裏ごししてジュースにしたものを用意した。朝の薬は多いので頑張って飲んでもらい、パインジュースは一口舐める程度に味見した。
その後横になり携帯を見始めたが「携帯が重い」と携帯を持ち上げるのも大変だ。amazonでベッドに取り付けられるスマホスタンドアームを探そう。

姉が来てくれてお昼のお寿司と夕飯の材料を買ってきてくれた。
お昼の準備をしていると、姉が、今日は自動車の査定の人が3人来る、と言っていた。インターフォンが鳴ると査定の人だった。姉が行ってくると行ってしばらく戻ってこなかったので、母と二人でご飯を食べた。
父は寝ていたがお昼のお薬を飲ませるので起こした。そのあとトイレに行き、今回から尿取りパッドを着けるようにした。取りかえれてすぐに気持ち良いパンツになるように。そして歯磨きをしたのだが、入れ歯を洗ったらしく、時間がかかるので、入れ歯を外してリビングに戻ってきた。
実は入れ歯を外した父の姿を見るのは初めてで、すごいお爺ちゃんになっていて内心びっくりしていた。口がしょぼしょぼしていて、あれしてこれしてが上手く喋れないくて、歯って大事だなってすごく思った。顔の形がすごく変わる。
入れ歯が洗い終わって母が持ってきて、歯をつけるところを見ていたが、大変そうだな、オエオエ言いながら付けていた。あ〜、大変だ。私もいずれは入れ歯になるのだろうか。。。

姉が戻ってこないね、と母と話していたら戻ってきた。いっぺんに3人やってきて競りみたいなかんじで気まづかったらしい。無事買取金額が決まったので姉はつかれたー!と言って寿司をほおばっていた。無事終わって何より。私も母も出来ないことだ。いや、出来るかもしれないが、色々負けそうな気がする。
買取のための必要な書類があるので、すぐさま母を連れて区役所へ出向いて行った。
その間は父の見守り。ノートPCをモニターから外して部屋でぽちぽち。
パートナーからちょうど良いお仕事をもらっていた。仕事があると気が紛れるから良い。父が途中目を覚ましたのでトイレ介助。慣れたものだ。
姉母が戻ってくると姉はすぐさま、車持っていく!と車を持って行った。なんて早いんだ。やっぱり出来る人はせっかちなんだなと少し思った。

訪問マッサージの方が来て父に鍼灸とマッサージを。針が少し痛かったようで、痛いといって顔を歪ませるのが辛い。少しでもよくなると良いのだが。

姉が帰ってきて、夜ご飯を作ってくれた。

【私たち】
・ブリカマの塩焼き
・なめこの味噌汁
・白子ポン酢
・茹でほうれん草

ご飯中に父がトイレに起きたので、ここは薬飲みのチャンスとばかり、急いで支度をして飲ませた。よしよし、飲んだと思い、落ち着いてご飯を食べる。多分姉が思っている以上に父が弱ってきていると思う。
まだ母にしか話していないのだが、おそらく黄疸が出ている。昨日看護師さんと話しをした。黄疸ということは転移した肝臓の癌が悪さをしているのかもしれない。肝臓が悪くなると意識障害も出てくることがあるって言っていたな。
そういえば最近痒いって言っているな。黄疸が出ると不快な痒みが出るらしい。その痒みだったのか…。どうしよう。明日がんセンターに行けるのだろうか。

夜にナースコール が鳴り、お通じが出た。何度も座ったり立ったりしていたので、出そうで出なかったりしていたのだろう。大変だ。ベッドに戻ってきて「はぁぁぁぁ〜」とため息をついてた。


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