人生で問うべき質問「あなたとは誰ですか?」
人間のあらゆる苦悩の根本原因は、たった一つの単純な、けれども非常に悲劇的な過ち、すなわち、
我々は自分の本来の姿を知らないという点にある。
「あなたは誰か?」
それはあなたという特徴を聞いているわけではない。
自我を超えたその先について問うている。
私とは誰だろうなんて考えること普通ない。
名前であり、肉体である私。
そこになんの疑問も抱くことはない。
「あなたは誰ですか?」
肉体なのか、思考なのか、心なのか、名前なのか、
シンプルな質問。
これだけ。
人生で、ただこれだけを知ることが出来ればいい。
それ以外はなにもいらない。
やりたい仕事は?
夢は?
目標は?
とか様々な質問や問い、問題があるけれど、
そもそも、「私って何?」「私って誰?」という話。
「あなた」とは、「あなた」が思っている「あなた」ではない。
ある転機が訪れ、二年間「自己探求」に費やしてきた。
私とは誰なのか、人間とは何かを知るために
精神的指導者(グル)を探して、
「瞑想」を始め、思考を見つめて、
ベジタリアン、ヴィーガン、不食、と「食」と向き合い、
哲学書を読み漁り、セミナーや講習に出かけ、
田舎にいってみたり、自然と触れ合うようにしたり、
どこまでも探求をしていた。
ただ1つ、単純でシンプルな問いの答えを求めて。
・いわゆる「悟り」という状態になるにはどうしたらいいのか。
・「真理」という何か情報や知識があるのではないか。
・本当の私になるためには何をすればいいのか。
・どうなれば本当の私がわかるのだろうか。
何か今とは違う別のものになりたいと、なれるのではないかと。
この苦しい思いをどうにかして無くしたいと、
しかしこれらは永遠に終わることのない探究だった。
どこまでも外に外に外に外に、、、、、、、、
探究、探究、探究、探究、、、、、、、、、
頭での理解。
そしてようやく、「答えは外には無い」と気づいた。
外にはなく、もうすでに今ここにあるものだと。
感謝。