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田舎移住体験をしてみる。

一月に開かれたJOIN 移住・交流&地域おこしフェア2024に参加した。

「自然農法」を知り、その生き方に魅力を感じたところでこのフェアがあったのでピッタリだった。

自然農法ができるところ、やっているところ、興味関心がある人と出会えたらいいなと思って足を運んだ。

約300の自治体が来ていたので全てを回ることはできなかったけれど、二日間かけて色々みて回った。

農業でもなく、有機農業でもない「自然農法」

理解のある方はなかなか見つからなかった。

二日目に関しては本を持ち歩いて理解のある人を探した。笑

ついに一つの自治体との出会いがあった。

そこは、静岡の森町という場所だった。

そこにいた方は、麦わら帽子を被った野生味溢れる魅力的な人だった。

自分で自然農法的な形で米をやられていたり、話が大いに盛り上がった。


そんなこともあり、一月中に森町に足を運ぶことが決まった。

二泊三日の移住体験をさせていただいた。

どんな町なのか
どんな暮らしをしているのか
仕事や休みの過ごし方
神社や歴史
生活環境や田舎の人間関係などなど

都内生まれ、都内育ちからすると、今までの生活の当たり前が崩れた。

市街地より山間の方に住まれている方で
水を自分たちで引いていたり、
ガスを引かずに薪で生活していたり、

大変さゆえに、ありがたさを感じているように見えた。

「都会は便利になったが、豊かにはなっていない」

こんな言葉が浮かんできた。

人間が本来持ち合わせている本能が眠っているんだろうなと。


田舎暮らしの現実を知り、生半可な気持ちでの移住はできないなと感じた。

でも実際に生活してみないとわからないことも多いだろうなと思った。

飛び込むのも一つの選択肢だなと。笑



この期間に「アミ小さな宇宙人」を読んでいた。

宇宙人が、地球の子供に今の地球の進歩度や人々の精神性について教えてくれる対話形式の本。

めちゃくちゃ面白い。

現在は絶版になっていてなかなか手に入れることができない。

図書館で一年近く前に予約したものがやっと来た。
(人々の精神性が高まっているように感じる)

このタイミングで読むことになるとは、なにか導きがあったのではないかと思えるような内容だった。


特に刺さった一部の内容を書き出したいと思う。

この世界や世の中に嫌気がさして

文明の危機に背を向けて、みんなで協力して問題を解決するために働かないで逃げることを選んだ。

ただ、’’自分たちだけ’’の命の救済を求めた人たちは、今その命を失う。

もし仮に、山にひきこもって自然にかこまれた生活を求めた人たちに新しい世界に住むチャンスを与えたとしても、彼らは人々に奉仕したり、協力したりする行動はとらないよ。

彼らには愛が不足しているんだ。

エゴイズムによって逃げるという行為に走ってしまったんだよ。

健康な生活とか、心身の浄化とか、精神の進歩とかいった名目にカモフラージュされたエゴイズムだ。



完全に自分に言われていると感じた。


お前、本当に大事なものを見失うなよと。


そして、二月に2回目の移住体験をさせてもらった。

地域おこし協力隊という国の制度があり、田舎移住して地方を活性化しようというもの。

それも視野に入れていたので、今回はそれがメインの移住体験。

現役の隊員さんの話を聞いたり、地元の人と交流をさせていただいた。


前回行った時にはわからなかった、田舎暮らしの深さを感じてきた。

元々住んでいた地元民(ネイティブ)と他の地域からきた人(移住者)とのいざこざ(価値観の違い)があること。

町の中でも地域によって特色があり、環境がかなり異なる。

コミニティーが狭く、良くも悪くも人と人とのつながりが深い。

のんびりスローライフを想像していたが、全然そんなことない。
(金銭面、生活面で忙しい)



アミの言葉を思い出しながら、今までの経験と照らし合わせてもう一度振り返ってみると、

そもそもなぜ田舎に行きたかったのか?

A、福岡正信さんの哲学に感銘を受けて、自然農法をやってみたいと思ったから。
自給自足的な暮らしをしてみたかったから。


福岡さんは、バックグラウンドの農業というステージで哲学を世の中に示したと言える。

それがこの人間に適しているかどうか問われると、微妙なところである。



アミを読んで、愛を表現している人に目が向くようになった。

ハマっているアーティストだと、

・ブルーハーツ
・藤井風
・オズワルド

YouTuberだと、

・Naokiman show
・TOLAND VLOG

多くの方がそういう活動をされていたんだと、今になって気づいた。



もしかして、エゴイズムによって逃げる選択をしようとしていたのではないか。


もう一度、しっかりと検討していきたい。


感謝。