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ロックダウンと弁当Try

24日土曜から、ハノイ市内は再び2週間のロックダウンに入った。23日の時点でのベトナムの1日のコロナ感染者数は3898人。内、ホーチミン市が3302人で、ハノイ市は14人に過ぎないのだが、南部の加速度的な感染の増加が北部に到達するのを避けるため早々と閉鎖を決めた様だ。

食料品と薬屋、その他生活に必要な最低限物品以外の店はクローズさせられ、バスなどの交通機関、タクシーもすべて営業が禁止されている。レストランとデリバリーサービスまでもが禁止されたのは痛い。

そして不要不急の外出を避けさせる為に、通りのあらゆる所に検問所が設置された。陸の孤島である私の住まいのある地区は検問がし易いため、中心街に出ることは、、、ほぼ、、、出来なさそうだ。

レストランは閉まっているが、同じ地区にある郊外型大型スーパーは空いているのでそこでお買い物。牡蠣を見つけたのでキャベツを買い足し、家にある玉子で閉じることにした。

ふふふ、一緒にタイに行った時にドクが喜んで食べていたあのタイ料理、「牡蠣の卵とじ」をここで再現するぞ~!

土曜出勤であった(※仕事はさせられるんです)ドクが帰ってきて、台所で調理をしている私の背後に立ち、フライパンの中を覗き込んだ。

そして、一言発した。

「何か、得体のしれないモノの卵みたいだ。。。」

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。。。否定できんたい。。。

その夜、ドクはベットの中でエイリアンに襲われる夢をみてうなされたらしい。

さて、このような状態であるから、日曜昼、やっぱり料理店の弁当が欲しくなった。友人の料理人に「せっかくの土用の丑だし、うな丼が食べたい。作って~!」と甘えてみる。当初は快諾してくれたのだが、途中で電話が。。。「済みません、無理でした!シンジさんの地区の検問が非常に厳しく、ドライバーさんが突破出来なさそうです。」

頭の中がウナギ脳になっていた自分は、その事実に呆然とし、、、混乱したまま彼に言った。

「検問所からこっちに向かってウナ丼を投げてくれ! 俺、反対側でキャッチして走って逃げるから! 俺、中学時代ラグビーやっていたから、必ず受け止めてトライするって!」

。。。。。

ラグビーは前に投げるの反則だし。。。


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