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華麗なる日々 二日目

またとある日曜日、カレーを探しに街に出るのだが、前回の件もあるため谷町ではなく電車で梅田に向かう。
カレーと言ってもいくつかのジャンルがある。たぶんそう思う。
どうジャンル別けするのが正しいかなんか知らないが、知らないながらに思うのは、普通のカレー、インドカレー、スパイスカレー、スリランカカレー、欧風カレー。加えて、ネパールのカレー屋さん。
ネパールに関してはちょっと業態としての側面が強すぎるので、カレーのジャンルとして語るものではないように思う。

私のねらい目としては、スパイスカレーとスリランカカレーあたりだと考えている。10年ほど前から始まった大阪のカレー文化の潮流としてのカレーを食べていこうと考えているのだ。

私は梅田駅に降り立ち、「梅田 カレー」の検索で出ていた幾つかのカレー屋で駅近のカレーショップ、ケーツーカレーに目標を定める。
近いし、チェーン店ぽくもない、日曜でも開いている。いくつかの理由で選び出した。
が、いざ店を見つけると、ドリンクセット700円サラダセット650円の文字。
安くて人気の店だ。安いカレー屋さん魅力だよ。
でも趣旨が違うんだよ。全く違う。金に糸目をつけないとかは言わないが、安さは求めてないんだよ。
カレーの新しい潮流を肌で感じたいんだよ。舌でしびれたいんだよ。

思惑が外れ、闇雲に街中をさまよい始める。歩きながらも検索を続けるが、これというのが見つからない。
時間は13時半。空腹が押し寄せてくる。耐えきれないのと一日のスケジュール的に時間が足りない。
早々に諦めてただ一番近いというだけのカッパ横丁のカレー屋さんに入った。


グルメカリー ピッコロ カッパ横丁店
関西に6店舗展開する名店である。
昔ながらのカレーハウスと言ったところか。
ビーフカレーの大盛を食す。
少しトマト酸味が効いた美味しいカレーでした。特に辛くもないが、その日の暑さと、歩いた距離の加減で汗が滝のように流れる。
こういうのを欧風カレーと言うのだろうか。よくは分からないけど、店の雰囲気とメニューのラインナップを見るとそのように思える。
ただ私の知識が足りないので断言はせずにおく。

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