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🔥勝つための思考と行動~東洋の英知「孫子の兵法」

東西文明が交代期にある今、国際政治も会社経営の現場も、鎬(しのぎ)を削る戦いの場となっています。食うか食われるかの陣取り合戦が起こっているのが、世界の現実です。 必要なことは、…
これからお届けする【勝つための思考と行動~東洋の英知「孫子の兵法」】は、現時点で書籍化しておりませ…
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#林英臣

【孫子の兵法・その20】 百戦百勝は最善ではない

次は『孫子』第三篇の「謀攻篇」です。 戦わずして勝つことこそ、最上なり「謀攻」とは知謀を…

【孫子の兵法・その19】 摩擦や対立が起きても、「結果的に自国を強くする逞しい政治…

孫子の考える勝利とは孫子の考える勝利とは、単に戦闘に勝てばいいというものとは違いました。…

【孫子の兵法・その18】 敵に勝って益々強くなるとはどういうことか <試読版>

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【孫子の兵法・その17】 戦争は国の重大事。国民の生死が決まるところであり、国家存…

国家は国民によって成り立ちます。生活が豊になって国民が幸せに暮らせなければ、そもそも国家…

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【孫子の兵法・その16】 兵士・物資・食糧…これらの輸送で国家は疲弊する💦

「戦上手は、兵士を二度と徴用せず」。これは、兵士を一度徴発したら、その兵力で早期に勝つよ…

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【孫子の兵法・その15】 戦上手は、兵士を二度と徴用せず、食糧は三度と運ばない。

食糧や飼料の現地調達は、なぜ重要だったのか?食糧輸送が大きな負担であった理由の一つに、輸…

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【孫子の兵法・その14】 ”勝利のため”には「拙速」が必要な場合がある。

チャイナの城攻めは、日本とは状況が異なる。日本の戦国時代などで行われた城攻めは、一般的に籠城した側が敗色濃厚となります。日本の城は、武士が構える砦が基本であって、城内に井戸や多少の食糧備蓄があるとはいえ、長期戦には不向きでした。 一方チャイナの城は、都市全体を高い城壁で囲んでいますから実に広大です。それ自体を国(城塞都市)と呼んでもおかしくなく、城内には豊かな食糧や物資が蓄えられています。しかも城は、見晴らしの良好な平原の中にあります。 これを攻める側は、地形の複雑な日本

【孫子の兵法・その13】 陰の部分や、縁の下の力持ちを思い遣れ!

全体を観ないと大事なことは掴めない。 ◆私たちは、どうしても派手で目立つところに目を遣っ…

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【孫子の兵法・その12】 長期戦は絶対に避け、短期で終わらせるよう作戦を練れ!〜「…

続いて『孫子』第二篇の「作戦篇」です。 戦争の勝敗は、戦場だけで決まるものではない攻めて…

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【孫子の兵法・その11】〜「勝算が多ければ勝ち、勝算が少なければ勝てない」〜この見…

勝てそうか、負けそうか。戦力が互角でない限り、それは開戦前に決まっています。いや、実力が…

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【孫子の兵法・その10】 非情とも言える心理戦は、日本人の苦手とするところだからこ…

「裏をかく心理操作」である「詭道」についての説明が続きます。 相手から手を出させよ 相手…

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【孫子の兵法・その9】 心理戦から戦いは始まっている!

戦争は人間が起こすものですが、そもそも人間は心の動物です。だから戦いの基本は、心理戦にあ…

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【孫子の兵法・その7】 優勢なのはどちらか~それを見極める七つの視点

一に道、二に天、三に地、四に将、五に法。「五事」は勝つための基本です。これらを基に、孫子…

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【孫子の兵法・その6】 こんな程度のことなら、とっくに知っているさ、と思ったあなたへ

「法」とは何か勝利を得るための基本である「五事」の最後は「法」です。 「法とは何か。それは、軍隊の編成、職分、主軍の用務などについての、【組織的規律】のことだ」と孫子は説きました。 ●「軍隊の編成」の原文は「曲制」です。 曲には、細かい事柄、すみずみまで詳しい、という意味があります。曲制は、軍隊における詳細な組織編成のことです。 ●「職分」の原文は「官道」です。 官道の「官」は官職、「道」は制度のことです。将士・兵卒それぞれの職分、即ち役割分担を意味します。