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【生後5ヶ月】手足口病奮闘記【哺乳瓶拒否】

子どもが、手足口病になりました。

こんなにやばいの、手足口病。現在進行形ですが、看病レポを記します。単に病状だけでなく、個人的感想を多分に含みます。

感染?

7月5日金曜日
一時預かりを利用し、保育園へ。
おそらくこのタイミングでもらったか。

7月6〜8日
今から思うと、ご機嫌斜めな時間が多かったかも。
とはいえミルク量も問題なし。笑顔にこにこで、寝返りの練習。
パパが今週出張なので、1時間かけて実家に。そう、悲劇は実家で起こった。

突然の高熱

7月9日火曜日
8時
ばあばが夜見てくれるとのことで、お言葉に甘えてママはぐっすり。起きるとご機嫌に遊ぶ息子。
そろそろミルクかなと哺乳瓶突っ込むも、泣いて飲まない。
どうしたの?と抱っこすると、身体がとてつもなく熱い。急いで体温計で測ると、39.6度。涼しい服に急いで着替えさせるも、下がらない。これはやばい。

焦っていたけど、これは病院へいくレベルだと冷静な気持ちもあった。39度の熱に気づかなかったばあばが一番焦ってた。ばあばはそのまま仕事。ママは病院へ。

実家なので、ママの元かかりつけの小児科に急行。

9時
車で病院に到着。昔はいつも混んでいたのに少ないなあと玄関をいくと、完全予約制になったとのこと。まじか。昔は待合スペースで1時間以上遊んでたのにな。まあ、たしかに感染リスク高いよなあ。

電話してみると、システムから予約しろと突き放され、ちょっと泣きそうになる。予約完了して再度電話。子供もマスク必須といわれ驚愕。生後1ヶ月でもつけてるとのこと。まじかよ。

隣の薬局でマスクゲット。つけたら顔全部隠れて泣いてた。まあ、いやだよね。でもちょっと笑えた。

車の中での待ち時間、ずっとぐずぐず。抱っこ紐をつけてあやし続ける。永遠に感じられた。今から思えば、外に出ればよかった。

ようやく呼ばれて診断。ああ、見覚えのある先生。太ってくまさんみたいな見た目は健在だなあと、ぼけぼけ思う。

口の中に水疱ができそうだから、たぶん手足口病とのこと。明日には熱が下がって発疹が出てくるから、また見せに来てと。

これから幼稚園通うことになったらこんなことは何度もあるよ〜。ママとパパが乗り越える試練だね。といわれて、ちょっと気が抜けた。

そうだよね。私も何度もこの病院にきた。よくあることになるんだよね。幼い私を連れてきた母や祖母に思いを馳せて、しみじみ。親ってこんなに大変なんだなあ。


お薬は麻黄湯。寒気を少しおさえる薬。結論、変化はなかった。

11時
帰宅。早速ミルクを飲ます。160ミリ飲んでくれて一安心。
だが永遠に泣き止まない。寝るけど、下ろすと確実に泣く。熱を測ると、40.0。かわいそうすぎたので、抱っこ紐したまま、ママは昼飯をかきこむ。抱っこしたままごはんは地味に初めて。いつのは泣いている飲みながら食べていただけです。

突然のミルク拒否。地獄へのゴングが鳴り響く

15時
そろそろミルク。と、哺乳瓶を咥えさせると、少し飲んだ後、今までにないレベルでギャン泣き。まだ40ml。汗もかいているし、脱水が心配に。離乳食前だから、ミルクしか飲めないのに、どうしたらいいの。

その後、ママの腹の上でぐっすり。おろしたら泣くので、ママは永遠にベッド代わり。暑すぎる。

16時
飲ませようとがんばるも、一切哺乳瓶に口をつけない。少しでも水分を、と泣いている子供の口にスプーンで少しずつミルクを入れる。ときおり、むせて吐き出す。いつもの笑顔はない。泣くか寝るか。可哀想で見ているのも辛い。

20時
おしっこの色がとても濃い。相変わらず飲めない。大丈夫なのかと騒ぐじいじとばあば。脱水が心配でキッズドクターのチャット相談で相談。救急にいったほうがいいと助言をいただき、救急へ。

じいじとばあばが居てくれて助かったけど、メンタル的にはきつかったなあ。執拗に熱冷まシートを勧めて、私がいないときに貼ろうとしたときは怒鳴っちゃった。こっちは誤飲とか肌荒れとかを気にして拒否しているのに。
そしてミルクも。私はなんとか脱水にならないよう、泣き叫ぶ口にミルクを運ぶけど、それをみて可哀想だといわれ。私だって可哀想で泣きそうだけど、なんとかして水分を入れないとと、不安でがんばっているのに。辛かった。

21時
救急着。熱は38.9。のどの奥の水疱が痛いのだろうとのこと。まだ点滴するほどの脱水ではないし、解熱鎮痛剤入れたら痛みも治まるだろうからと、看護師さんから座薬を入れてもらい帰宅。穴に入れられる瞬間、なぜか真顔で落ち着いていた我が子。かわいいかよ。

看護師さんがとってもやさしくて泣きそうになりました。救われた。

ちなみに、焦ってTシャツを前後ろ逆に着ていたことにあとから気付いた。抱っこしていたとはいえ、首元からタグ見えていたから気づいていただろうな。触れずにいてくれた先生と看護師さんのやさしさよ。

脱水、本当に大丈夫?

22時
30分したら痛み止め効いてくるからミルクを飲ませて、との助言通りにつくるも、ギャン泣きのまま。全く飲めないじゃねえか。スプーンで口を湿らせ、就寝。

なかなかこんな赤ちゃんに点滴は難しいのだろうけど、それでも点滴してほしかったよ〜。いつもの半分も飲めていない不安。

7月10日水曜日

2時
ギャン泣き。哺乳瓶咥えない。痛み止め効いてないやんけ。スプーンで口を濡らして寝る

6時
少し飲んで、ギャン泣き哺乳瓶拒否。50ミリ。熱は少しさがって38度くらいに。その後、2時間おきくらいでミルク。はじめだけ飲んで、拒否。

12時
再度受診。発疹はあまり出ていないけど、手足口病かヘルパンギーナとのこと。特効薬はない。抗炎症剤のシロップをもらう。食後にスポイトで入れる。

ばあばがOS-1のほうがいいのでは、と言いまくるから一応聞いたら、塩分があるからなおさら滲みて逆効果とのこと。色々調べてる私の言葉は聞かないのに、医者に言われたら受け入れることに若干ムカついてしまう。そりゃそうだけど、わたしもいろいろ考えてるんだよ〜。

13時
飲めないので、スプーンで口を濡らす程度。薬効いてないやんか〜〜。

14時
2日ぶりのうんち。くっさい。いつもよりかため。そりゃそうだ。

16時
飲めないので、スプーンで口を濡らす程度。きっつい。

18時
80ミリ飲んでギャン泣き。食後に薬。

ようやく一安心?か?

19時
なんだか飲みたそうなので80ミリ作ってみると完飲!一安心。薬効いてきたかな。熱も37度台に。

そして久しぶりに、軽くにこって笑ってくれた。ほとんどご機嫌斜めの時間だけど、笑顔が見えると安心する。

23時
60ミリ飲んで拒否。おやすみなさい。

7月11日木曜日
2時
泣きながら起床し、40ミリ。まだまだ増えないなあ。

5時
おはようのミルクは50ミリ。安心してママは仮眠に。日中はばあばもパートでワンオペ。

9時
60ミリ。これから増えていきそうだから安心。と、このときは思っていました。ワンオペ開始。
ご機嫌良くニコニコ。

やっぱり哺乳瓶拒否!

11時
哺乳瓶咥えた瞬間ギャンなき。どうがんばっても咥えない。痛そう。なんで〜〜。スプーンど口の中にミルクを運ぶ。

この頃、ようやく手足に発疹が。ヘルパンギーナか手足口病とのことだったけど、やっぱり手足口病かな。なんて辛い病気なんだ。

どうにか脱水にならないよう必死なママ。スプーンを口に運んで入れ続けたら、突然スプーンのみに目覚める。泣き止んで大人のように啜っている我が子。え、すごすぎ。褒めていたらドヤ顔で飲む。まあ、1分も持たなかったけど。泣き叫ぶ中、入れ続けたらときおり啜ってくれる。

ということで、スプーンで30ミリ。
まだ首が座りきっていないうえ、実家なのでバウンサーなどもない。授乳枕で疑似おすわりはできるけど、泣いて暴れる。あぐらをかきながら腕で抱っこして手にコップ、もう片方でスプーンのスタイルで1時間以上かけてのませた。ついけど、我が子の成長に感動しつつ、ちょっと安心。だがママの体もかなり限界。げっそり。

でも、ミルク以外はご機嫌で。久しぶりにニコニコして、寝返り練習。おしゃべりも披露。ママはホッとして、泣いちゃいました。

その後、昼間はほぼ1時間おきにミルクを少量スプーンで。おなかがへっているのに、飲むと痛いの、つらいよね。スプーンのみの成功率はまちまち。辛かったなあ。


17時
ばあば帰宅。抱っこしてもらって、私がスプーンをはこぶも、昼間のようにうまくいかない。ギャンなきし続ける我が子。こんなに泣いて可哀想だといわれ、こっちも苦しくなって。とりあえず風呂に入るも、涙が出ている。夫にも辛いとLINE。メンタル崩壊気味。

スプーンのみマスター現る

18時
再チャレンジ。やっぱり可哀想だとばあばがいってげんなりするも、「ばあばたちが悲しい顔していると良くないね」と、テンションアゲアゲ作戦に。

そしてじいじ帰宅。スプーンのみを実演して貰うことに。じいじの迫真の演技をガン見し、自らもすすり始める!しかも、スプーンを自分で持って動かす!!天才かよ!!!!

とにかくほめほめした。
こんな赤ちゃんいないわ!がんばりやさん!えらい!すごい!かっこいい!じいじよりうまいかも!

これまで、結果を褒めるのではなく経過を褒める声かけをしようと心がけてきたけど、そんなの関係ねえ。褒めていたら気を良くして、どんどん飲んでくれた。80ミリ。そしてにこにこ。うれしい〜〜〜。ママのメンタルが回復。

出張先のホテルに戻ったパパに電話し、にこにこ振りまく。やっぱりうちのこ、最高にかわいい。

20時
寝る前最後だからしっかり飲んでほしい、、、。100ミリ用意してチャレンジ。

ばあばが授乳枕で首を支えて食べこぼしを拭き、ママがスプーンでミルク。そしてじいじが、スプーンのみを実演。相変わらずの褒め褒め嵐。がんばって飲みきりました。

3人とも汗だく。家族の絆、深まったよ、、、。

21時
そのまま就寝。ミルクはトータルで、460。足りていないけど、頑張ったよね。

大人も慣れてきた


7月12日金曜日
4時
まさかのぐっすり。途中起こそうかと思ったけど、ママも限界で寝てた。まあ、にこにこだから、、、。

じいじばあばも起きて、ミルクチャレンジ。哺乳瓶は40まで飲むもギャン泣きでスプーンに。90までのみ、一安心。

ばあばのパートが休みで気が楽。

8時
哺乳瓶をつっこむと、にこにこ。かわいいけど。そしてそのまま寝た。かわいいけど。

11時
ようやく起きた。さて哺乳瓶。なんと、飲む!最後に遊んでのんでくれなくなったけど、90ミリ。がんばりやさん。

13時
昼寝から起きて、ミルク。ばあばが古くて使えない哺乳瓶(私が赤ちゃんの頃使っていたものらしい。物持ち良すぎる) でプロテインを飲んで真似させる作戦だが、にこにこ咥えるだけで撃沈。ばあばどんまい。
スプーンに切り替え、ばあばに実演させるとスイスイ飲む。70ミリ。やっぱり実演効果すげえ。


手足口病、きっついよ

と、現在に至ります。

今はスプーンのみも慣れてきて、だいぶ余裕が出てきました。まだまだいつもみたいな量は飲めていないけど、おしっこ出ているし、にこにこだし、気にしすぎないことにする。

0歳の感染は、私の責任?


保育園の一時預かりで感染したのは間違いないだろう。親から、こんな小さいうちに預けるから、と言われて、自分の中で見ないようにしていた事実に気づく。子どもを危険な目にあわせたくないきもち、それでも自分の時間は欲しいきもち、今も両方ある。これは夫とも要相談。

子育てって本当にすごい

実家にいたときの発熱。人手があって、自分の食事が取れることは助かりつつも、バウンサーなどがなく首すわり前のスプーンのみが苦しいこと、頻回授乳したいのに哺乳瓶のストックが足りないことなど、大変さもあって。なにより、子育てに積極的でほぼ夜の育児は任せきりにできるパパがいない、精神的不安は大きかった。

そして実家にいたからこそ。私の元かかりつけ医に診てもらって。父母の看病をみて。私もこうして育ってきたのか、親ってこんな思いだったんだと思いを馳せた。心底変わってあげたいと思うほど不安なのか。

そして、子供の風邪ってこんなにも大変なのか。預けられないから会社を休んでしまうのは仕方ないけれど、子どもと濃密な時間を過ごすだけ。、フリーランスの私は仕事も少しはできるかと思っていた。でも実際は看病でボロボロ。親子ともに疲弊。思い通りに水分補給もできない子どもに、心を悩ませて。本当に、きつかった。
今私が生きているのは、親の努力の賜物で。本当に、奇跡だ。感謝しかない。

でも、親だからこそ、苛立ちもあって。私がこの子の親で育児の主体を担いたいのに、いろいろ口出しされてイライラする。

感謝もイライラも両立するもんだね。


パパと会えるのは明日。まだ完全回復ではない状態で戻るのが不安でもあるけれど、ようやく長い1週間が終わろうとしていることにほっとする。パパも、離れている分、もどかしかっただろうなあ。

まだまだ戦いは続きそうです。全国的に流行っているみたいなので、皆さん気をつけて。さて、ミルク作るか。


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