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3.婚約指輪はプレゼントした方がいいんですか?という質問について答えた。

昨日投稿した以下の記事。
「2.結婚指輪と婚約指輪って何がどう違うんですか?について答えた。」


この質問より少ないが、非常に多くの男性からこそっと聞かれるのが今回の質問である。

婚約指輪(エンゲージリング/engagement ring)。一言で言うと男性から女性に贈られる愛する証である。
愛とは目に見えないものだ。
「婚約指輪は男性から女性へ愛していることの証なんですよ。」と宝石店に行けば販売員のお姉さんから言われることだろう。

ここでほとんどの男性はこう思うだろう。
「自分が使うものでない。しかも実用的でないのにどうしてこんなに高いんだ。。何かに役立つものなのだろうか。。」
そして恐怖に感じるのだ。
自分は使わないのに高額な指輪を買うことに。。

かつて結婚する際には結納が執り行われることが通常であった。
結納は”ゆいのもの”と呼ばれ、2つの家が婚姻関係を結ぶための儀式である。
男性側の家が酒肴の現物を妻となる女性宅へ持参し、女性側では料理を出してもてなしていた。時代を経るにつれ、この酒肴の現物が花嫁衣裳やタンスなどに代わっていくこととなる。この結納で贈られるものに婚約指輪があったのだ。

しかし近年、結婚式は多様化し簡略化されることが増えてきた。
古来からの慣習を受け継ぐことを求められることも少なくなったゆえ、結納を交わすご家族は地域によるが減ってきている。

結論から言えば、婚約指輪を贈らなければいけないということは全くない。
しかし、冒頭に書いたように男性の決意と覚悟の表れ(あなたを幸せにします)を象徴しているのが婚約指輪だ、ということは満場一致の見解なことに間違いない。贈られて喜ぶ女性はたくさんいるが、嫌がる女性は(特殊な事情がない限り)ほぼいないだろう。こんな興味深いデータがある。

婚約指輪をもらった女性の方が結婚の満足度が高い、ということだ。
リクルート社が各年代の既婚女性に結婚の満足度を聞いたところ、50代まではさほど数値が変わらないが60代以上になると数値が大きく変わった、という話がある。なんと婚約指輪をもらった女性はもらわなかった女性に対し、満足度が30%ほど高い結果が出たのだ。

この内容は以前勤めていた会社で教えられたことであり、手元に資料がないのが残念だが確かにそのような内容だった。

「愛しています。一生幸せにします。幸せになりましょう。」
と言葉に込めても、目に見えないものは記憶の中だけに残される。
しかし婚約指輪という目に見えるものに気持ちを込めれば、それは何年経てもいつでも当時の記憶を呼び覚すことができるのかもしれない。人間にとって視覚の影響度が高いことはメラビアンの法則にも示されている。


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