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生命の源である塩の歴史と浄化効果のある清め塩・盛り塩の使い方🌈

私たちの生命維持に欠かせない『塩』。

塩は、古代から私たち人間の暮らしと密接に関わってきました。

日本史で塩が初めて登場するのは、縄文時代後期から弥生時代初期にかけて。

しかし、世界では、『メソポタミア文明』や『エジプト文明』といった古代文明が誕生した頃には、すでに塩が使われていたとされています。


古代の先人たちは、

『塩に、優れた『浄化効果』や『殺菌効果』がある」

これを、自分たちの経験から学んできました。

お墓などは、もともと豪族のみが建てるのを許されたものであったため、庶民は、腐敗を塩で防いでいました。

また、日本の神道における『禊ぎ(お祓い)』でも、塩は不可欠な存在。

禊ぎとは、黄泉の国からこの世に戻る時に行う再生の儀式『黄泉がえり(蘇り)の儀式』。

この儀式に海水が使われていました。

日本最古の歴史書『古事記』には、その様子が記されています。

伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が、妻である伊弉冉尊(いざなみのみこと)がいる黄泉の国から戻った後、日向(現在の宮崎県)の阿波岐原で自分の体についた死の国のケガレを祓うため、海水に浸かって禊ぎを行った。

塩には、「ケガレを祓い清める力がある」とともに、「あらゆるものを再生させる力が宿っている」と考えられていました。

神道の世界において、ケガレは『気枯れ』と書き、「気が枯れてしまった状態(生命力が枯渇してしまった状態)」を表します。

このような状態から、元の平穏な日常に戻るために使われていたのが、塩だったんです。


塩が持つ「浄化のパワー」を得る方法として、『清め塩』という方法があります。

日本では、奈良時代や平安時代から、この風習があったとされていますが、清め塩を行う際、使用するのは、「海」や「もともと海であった場所」が干上がってできた『岩塩』。

この岩塩を使うことで、生命の源を受け取ることができるとされていたんです。

皆さんが、清め塩を行う際は、日本の海の水から作られた『粗塩』があればベスト。

粗塩のほかに、神社の神様に奉納された『御神塩』などもあります。

「エネルギーを受け取りやすくするため、円錐形や八角錐形に盛り塩をする」

このように、盛る形にも意味があります。

盛り塩は、気になる部屋や水回りに置いてください。

その際、塩が固まったら放置せず、早めに片付けることをおすすめします。

暑い日が続きますが、塩が持つ浄化のパワーを利用して、この暑い夏を乗り切りましょう😆

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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