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日本では禁止!?サブリミナル効果とは?🌈

日本では、テレビや映画などでの使用が禁止されている『サブリミナル効果』。


サブリミナルとは、心理学用語で『潜在意識の』。

潜在意識は、『無意識』とも呼ばれており、人間の意識の約9割を占めていると言われています。

何気なく見ている情報や何気なく聞いている音楽は、常に、この潜在意識に影響を与えています。


サブリミナル効果とは、0.1秒程度以下の映像を瞬時に見せ、潜在意識に影響を与えることによって得られる、

「本人は覚えてなくても、記憶に刻まれる」

という心理的効果のことです。

そのため、

  • マインドコントロール

  • 洗脳

これらを想定して悪用しているケースも多く、人間の心理に大きく影響を及ぼすものでもあります。

そのため、日本ではテレビや映画での使用が禁止されています。


1957年から、サブリミナル効果の研究は行われていました。

この中でも、特に有名なのが、アメリカでの市場調査。

アメリカニュージャージー州の映画館で、映画「ピクニック」の上映中に行われた実験です。

映画の映写中、スクリーンに、

「コカコーラを飲もう」
「ポップコーンを食べて」

というメッセージが書かれたスライドを、1/3000秒ずつ、5分ごとに繰り返し映写したところ、

コカコーラについては、18.1%、
ポップコーンについては、57.5%、

売上の増加がみられたそうです。


しかし、このサブリミナル効果の信憑性を疑う声も少なくありません。

カナダのCBC(カナダ放送協会)が行った実験では、

事前に全国放送で、「サブリミナル効果を実験する」と告知したうえで、番組中、人間が知覚できないスピードで「すぐに電話してください」というメッセージを352回流したところ、

一本も電話がかかってこなかったそうです。


サブリミナル効果が、様々な広告に使用され始めると、サブリミナル広告は、「公の利益に反する」と言われ、日本では1998年に禁止されました。

「通常知覚できない技法で、潜在意識に働きかける表現はしない」

それだけ、少しずつ信憑性が高まってきたわけなんです。


そんなサブリミナル効果、近年、新たな分野で、注目され始めています。

それが、教育分野です。

  • 瞬時に次々と絵を描いたフリップを見せる暗記法

  • 一瞬で文字を視覚化し把握する速読法

これらは、サブリミナル効果を応用したものと言われています。

このように、サブリミナル効果を応用し、人が早く記憶できるようになることによって、教育の発展に繋がるのではないかと期待されているんです。


瞬時に映像を見せ、瞳孔の動きを測定することによって、心拍数による心の乱れを検知する方法など、医療分野においても、サブリミナル効果を用いた新たな開発が進められています。

先進的な未来に貢献し始めたサブリミナル効果、今後の動向に注目です。

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