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ただの悪戯ではなかった!?謎多きミステリーサークルの真相🌈

麦畑がある日、何の前触れもなく、幾何学模様になぎ倒される謎の現象『ミステリーサークル』。

農場などに植えられた穀物(小麦など)が倒されて作られた模様のことで、英語では「クロップサークル(穀物の円)」と呼ばれているものです。

今も時々あるようですが、ピークは1980〜1990年代。

たった数時間で、直径数十メートルの模様が描かれるといいます。

この不思議な出来事に、

「麦畑を飛んでいたUFOの仕業だ」
「足で踏んでもこんな形に麦は折れない」

など、超常現象が起きたとして、当時、テレビや雑誌で話題になりました。


ミステリーサークルと聞くと、『ナスカの地上絵』を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

一説によると、

「地球外生命体の道案内(地図)である」

とも言われている、このナスカの地上絵。

このクチバシが向いている方向へ向かうと、ギザのピラミッドへ行くことができると言われています。

しかし、ナスカの地上絵は、数千年前に石や岩を取り除いて描かれたもので、ミステリーサークルではないという専門家もいます。


ミステリーサークルは、イギリスが発祥。

イギリスでは、昔からある現象で、1880年に発行された科学雑誌『ネイチャー』には、論文も掲載されています。

掲載された論文には、

「つむじ風のような小さな低気圧の渦が草や麦をなぎ倒し、円形の模様を描いた」

と書かれています。

元物理学者で気象学者(考古学者)のテレンス・ミーデンは、この低気圧説を受け継ぎ、ミステリーサークルを「気象現象の一つ」と捉えました。

これに加え、ミーデンは、プラズマ渦説を提案します。

「雷の放電のようなものが渦を巻いた結果、出来たもの」

ミステリーサークルの周辺では、よく「発光体が見られた」という証言をよく耳にします。

これを説明するために、この説が唱えられたと考えられます。

しかし、あまりにも整ったサークルであるため、

「イギリスのいたずら心ある二人の老アーティストが木の板を使って麦を根元から踏み倒し、作ったもの」

とも言われています。

ある種のアートであり、匿名のインスタレーションだったというわけです。


この二人が作成したようなミステリーサークルとは違い、自然の働きによって、不思議な模様ができることもあります。

実は、そのようなミステリーサークルは、日本でも見ることができます。

・宮崎県日南市の飫肥(おび)杉ミステリーサークル

・奄美大島の海底に現れるミステリーサークル

自然界にある複雑で美しい幾何学模様の例は、他にもたくさん見つかっています。

もしかしたら、自然や生き物の働きが作り出すミステリーサークルは、まだこれからも発見され続けるかもしれません。


ミステリーサークルは、これまで多くの人の好奇心を刺激してきました。

科学者を含む多くの人が検証を続けた結果、現在ではほとんどのミステリーサークルは人間が作ったものだと考えられています。

しかし、今でも、自然現象や動植物の習性によってできたミステリーサークルが発見され続けています。

ミステリーサークルの背景には、人類が気が付くことができていない不思議な仕組みが、まだ隠されているのかもしれませんね😌

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