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なぜ太陽は酸素がなくても燃え続けられるのか?🌈

私たち人間だけでなく、地球上のあらゆる生物は、太陽に生かされていると言っても過言ではありません。

私たちは、小学校の授業で、

「酸素がないと燃焼できない」

と、教わっています。

太陽があるのは、酸素(空気)がほとんどない宇宙空間。

なぜ太陽は燃え続けることができているのでしょうか?


モノが燃えるためには、酸素が不可欠。

これは、間違いありません。

地球は、オゾン層のおかげで、地球の周りから空気を逃がさずに済んでおり、酸素が充満しているおかげで、私たちは呼吸が出来ています。

それに対して、地球から遠く離れた太陽のまわりには、酸素自体がほとんど存在しません。

しかし、太陽は、表面温度およそ6000℃、さらに、中心部の温度およそ1500万℃という超高温の状態を保ち続けています。

・水が沸騰する温度が100℃
・鉄が溶ける温度が1500℃

こう考えると、

「太陽は、ものすごい勢いで燃え続けている」

と考えがちですが、科学的には、太陽のまわりの宇宙空間に酸素がほとんど存在しないため、

「燃えていなかった」

となるんです。

では、太陽はどのような手段を使い、エネルギーを生み出しているのでしょうか?


『人間』、『植物』、太陽の主成分である『水素』、宇宙にあるすべての物質(元素)は、無数の小さな『原子の粒』で出来ています。

原子は、その中心に『原子核』というかたまりを持っていますが、水素のような軽い元素を構成する原子の原子核同士が、お互いに激しくぶつかり合うと、より重い元素が出来ることがあります。

これが、『核融合反応』です。

このとき、非常に大きなエネルギーが生み出されます。

太陽の中心では、膨大な量の水素がぶつかり合い、稀に、『ヘリウム』がつくられます。

ヘリウムによって生み出された巨大なエネルギーの一部が、光や熱となって放出され、地球に降り注いでいるわけです。

また、太陽は、地球の100万倍の体積を持っています。

その結果、すべての水素を使い切るには、長い年月が必要となります。

少なく見積もっても、太陽は、あと50億年は燃え続けられるのではないかと言われています。


有限のエネルギーではありますが、現在、私たちも含め、地球上の生物に影響を及ぼすといわれているのが、『太陽黒点』です。

黒点は、太陽の表面にあり、数年おきに数が増えたり減ったりしています。

黒点が多く存在する時は、太陽の表面で爆発が次々と起き、膨大なエネルギーが、地球に降り注いでいることを意味しています。地球は、より多くのエネルギーを受け取ることになるため、温暖期になるんです。

その結果、地球の気温は11年の周期でゆっくりと上がり続け、その後、急に下がる時が来るそうです。

現在は、太陽の黒点活動の極小期にあたるため、黒点が発生していない日が続いています。昨年も281日間、黒点が発生しなかったことがありました。

ただし、昨年6月に163個の黒点が観測されています。

太陽の活動が最も強くなる太陽極大期に近づいているということです。

今後は、太陽黒点の観測にも注目していきましょう😌

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