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地球は木星に守られている!?南極で最も多く隕石が発見される理由🌈

今でも、科学者たちによって、毎年約1000個の隕石が発見されている『南極』。

世界で発見されている隕石が約6万個。それに対し、南極では、これまでに約5万個の隕石が発見されています。

つまり、地球上にある隕石のほとんどが、南極で発見されているということです。

<隕石とは?>
宇宙空間から地球上に落下した直径1mm以上の固体物質。1mmより小さいものは、『宇宙塵(うちゅうじん)』と呼ばれ、区別されている。
隕石の多くは、非常に古く、形成されたのが約46億年前。この年代のものは、岩石からは見つかっていない。
したがって、物質としては、最古のものとなる。

ちなみに、隕石の速さは 秒速2~10km。

ピストルの弾の10倍~100倍以上の速さで落ちてくる計算になります。


南極で発見されている隕石は、数千年前に宇宙から地球へ落下し、氷に閉じ込められたもの。

数が多い理由は、「風化がすすみにくい環境」と「ほとんど汚染されていないこと」。

南極の氷の上に落ちた隕石は、氷に閉じ込められ、氷とともに海岸に向かって移動します。

そして、海岸近くにある山脈にぶつかります。

山脈にせき止められた氷は次第に溶け、隕石だけが残ります。

そのため、南極には、多くの隕石が集まっているんです。


しかし、今までに発見されてきた隕石のほとんどは、『小惑星』と呼ばれる天体の破片。

大きさは、顕微鏡で観察するレベルのμmサイズのものから、地表に巨大クレーターを残すkmサイズのものまで様々ですが、ほとんどが石ころと変わらない大きさです。

なぜ、地球には大きな隕石が落ちて来ないのでしょうか?


その理由は二つあります。

一つは、ほとんどの隕石は、地球の大気圏で燃え尽きてしまうから。

そして、もう一つは、地球の横に『木星』があるから。


地球には、引力があり、細かい隕石は毎日のように引き寄せられています。

木星は、巨大な天体。

直径は地球のおよそ11倍、体積はおよそ1300倍。

この大きな天体が、地球に引き寄せられる隕石のほとんどをキャッチしてくれているお陰で、地球に降り注ぐ半数以上の隕石を防いでくれているのです。

昨年2023年には、直径数十メートルの天体が木星に衝突していますが、

「地球に衝突していれば、都市一つがなくなる災害規模の天体だった」

と言われてます。


近年では、南極で『月のかけら』や『火星』の隕石も発見されています。

しかし、生命と呼べるものは、まだ見つかっていません。

もしかしたら、そういった存在は、大気圏で燃え尽きてしまっているのかもしれませんね😅

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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