聞くだけでリラックス効果が得られる!?バイノーラルビートとは?🌈
皆さん、『バイノーラルビート』と呼ばれるものをご存知でしょうか?
バイノーラルビートとは、左右の耳にそれぞれ、違う周波数の音を流すことによって、脳が作り出す音のこと。
この音にリラックス効果が期待できると、今話題なんです。
昨年5月に発表された論文には、このように書かれています。
「バイノーラルビートを聴いた被験者の脳から、落ち着きを示すサインが出ていた」
この研究は、アメリカ・カリフォルニア人間科学研究所のエリザベス・クラスノフ博士らによって行われたもの。
実験では、まず、チラシやHPなどで集めた、ストレスを感じている被験者(成人4名)にヘッドホンを装着。
静かで暗い部屋の中で計4回、ピアノとシンセサイザーでゆっくり演奏される『アンビエント・ミュージック(環境音楽)』を聴いてもらい、左耳(440Hz)と右耳(430Hz)に周波数が異なる音を流します。
すると、脳内で、左右の周波数の差10Hzの音が生成されていたといいます。
この音が、『バイノーラルビート』です。
実際、被験者たちの耳に、異なる周波数の音は聴こえていません。
脳が、周波数の差を埋めるために、聴覚系で周波数をコントロールし、違和感なく聞こえるようにしています。
参加者の脳波を測定したところ、バイノーラルビートにはリラックス効果があることが判明しました。
また、脳に対する効果だけでなく、毛細血管の血行を促す効果や、心血管系の数値が改善する効果も確認できたそうです。
聞くだけで、効率よくリラックス効果や集中力がアップが得られる『バイノーラルビート』。
バイノーラルビートの仕組み自体は、1839年に、ドイツの物理学者ハインリッヒ・ヴィルヘルム・ドーヴによって発見されたもので、昔からあったものです。
当時から、非科学的(スピリチュアル)な効果に関しては、多く報告されてきました。
そのため、バイノーラルビートに対して、危ないイメージを持たれている方も少なくはありません。ですが、音楽を聴いてリラックスしたり、感動したり、音で脳波が変わる体験は普段からしています。
うつ病やパニック障害の治療に使われたりもしていますので、危険なものではありません。
ただし、バイノーラルビートに似た『ヘミシンク』という技術では、意識をトランス状態に持っていき、「幽体離脱させる」という話も出ていますので、そこへ入っていくと、危険かもしれません。
このへミンクに関しては、また別の記事で詳しく解説します。
バイノラルビートは、YouTubeなどで聴くことができます。
疲れが取れない時や集中したい時に、一度、聴いてみてください。
ただし、Youtubeなどでアップされているバイノーラルビートは、独特な耳鳴りのような音のものが多いため、気分が悪くなる方もいらっしゃいます。
その場合は、すぐに視聴を中止してください。
そういった方は、波や雨の音の中にバイノーラルビートを促す音をうまく取り入れたヒーリング音楽がおすすめです😌
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