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世界中で愛され続けるテディベアの起源とは?🌈

テディベアは元々、男の子にプレゼントされていたものでした。

女の子は『人形』をもらい、男の子は『ベア』をもらっていたんです。

テディベアに厳密な定義はありません。今では、クマのぬいぐるみ全般を『テディベア』と呼んでいます。

ドイツのシュタイフやイギリスのメリーソートなど、世界的テディベアメーカーから発売されているテディベアは、 品質が良く、丈夫で、手・足・首がジョイントで可動できるのが特徴です。


テディベアの起源は、今から100年前。

アメリカとドイツ、二つの国に存在します。

当時、アメリカは、大衆消費社会が幕を開けようとしていた時代。

1902年11月14日、第26代大統領セオドア・ルーズベルトがミシシッピ州で狩りをしていた時のこと。
獲物のなかった大統領に、お付きの者が「このクマをどうぞ」と、一頭の熊をつないで大統領に撃つよう勧めた。
しかし、大統領は、その熊を撃つことを拒んだ。
なぜなら、体重235ポンド(約107キロ)の痩せた小さな熊だったから。

翌日、ワシントンポストがこのエピソードを報道し、「大統領が熊を撃つのを拒む」絵を掲載。

この記事によって、大統領の優しさが評判になります。

評判を聞きつけたニューヨークで菓子店を営む夫婦が、大統領の愛称『テディ』にちなみ『テディベア』と名づけたクマのぬいぐるみを製作。

すると、国民の間で、このテディベアが大人気になります。

一方、同じ頃、1902年にドイツで製作された熊のぬいぐるみがアメリカに輸入され、このエピソードと重なり、一大ブームに発展します。

そこから海を渡り、世界中にファンができると、テディベアはアンティークとしても人気を集め、2002年に開催された『シュタイフフェスティバル』では、1926年製作のテディベアが156,240ユーロ(当時レートに換算すると1,827万円)で落札されています。


ちなみに、大統領が撃たなかった本当の理由。

それは、

「負傷した熊は狩猟という行為にそぐわないから」

お付きの者が撃つよう勧めたのは、生け捕りされた熊でした。その熊は、幼気な仔熊であったことになります。

ルーズベルト大統領は、1904年の選挙戦にテディベアのバッジを付けて挑み、再選しています。


日本でも人気の高いテディベアですが、静岡県の伊豆市にある『伊豆・那須テディベアミュージアム』を皆さんご存知でしょうか?

ティールームやショップが併設されている館内には、1,000体ほどのテディベアが展示されており、子どもから大人まで楽しめます。

私も行ったことがありますが、1番人気のテディベアは、昼の時点ですでに売り切れていました。

入荷時にすでにプレ値がつくこともあるほど、この美術館で買えるテディベアは非常に人気が高いんです。

観光などで伊豆市を訪れる際は、ぜひ足を運んでみてください😊

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