イカとタコの不思議な生態🌈
『イカ』と『タコ』。
どちらも、中生代三畳紀(約2億5200万~2億100万年前)から存在する海洋生物。
それぞれ独特の生活様式と繁殖戦略があり、今も、深海から浅海まで幅広い海域に生息しています。
イカとタコは、2億年以上に及ぶ進化の過程で、これまで世界の海を支配してきました。
他の軟体動物(カタツムリやムール貝など)が陸上や淡水の生態系に適応してきたのに対し、イカとタコは海に留まり続けてきたんです。
「知能・スピード・カモフラージュが得意な軟体動物」
イカとタコの先祖は、岩に張り付いている貝『アンモナイト』。
海の中を自由に動くことを可能にするために、筋肉を発達させ、殻を退化させることで、運動能力の向上を実現しています。
イカとタコで特徴的なのが『心臓』。
彼らは、心臓が3つもあるんです。
メインとなる心臓の他に、左右のエラの根元に『エラ心臓』と呼ばれる血液を循環させる臓器があります。
イカとタコの体は、ほとんどが筋肉で出来ています。
そのため、筋肉を機敏に動かすのに大量の酸素が必要となるため、心臓が3つになったと言われています。
イカとタコは、脳も特徴的です。
タコは、8本の腕それぞれが環境を探り、意思決定をしていることから、体全体を管理する脳と合わせて、合計9つの脳があると言われています。
イカとタコは、敵に襲われて逃げるときに黒い墨を吐きます。墨は体内に蓄えられており、海水と一緒に吐き出します。
イカの墨は粘り気があるため、海中で塊になります。
稚イカは、自分と同じ大きさの墨を吐き、敵がそっちに気を取られている隙に逃げています(『分身の術』)。
成長したイカは、相手に直接墨を吹きかけます(『目潰しの術』)。
ちなみに、タコの墨は、量が少なく粘り気がないため、海中で広がります。相手の視界を遮り、その隙に逃げています(『煙幕の術』)。
そして、驚くのが『足の数』。
ヨーロッパの研究所で行われた実験の結果、タコは、腕が6本、足が2本であることが判明しています。
イカの足は10本ありますが、タコの足は2本しかないんです。
タコは、後ろ側にある2本の足で移動し、6本の腕でエサを捕まえたりしているそうです。
そんなイカとタコに共通する栄養素は『タウリン』。
タコの足1本に約1000mgのタウリンが含まれています。これは、栄養ドリンク1本分に相当する量です。
血圧・コレステロール・血糖値の上昇も抑えてくれます。
イカとタコは、肝機能を良くしたい現代人の強い味方です😌
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