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食べる薬と称されるキャベツの優れた効能とその働き🌈

降り続いた雨の影響で価格が高騰していた『キャベツ』。

現在は、供給も安定しており、市場価格も落ち着いています。

キャベツは、『タマナ』『ボタンナ』とも呼ばれ、古代ギリシャの時代から食べられている野菜です。

キャベツの祖先は、同じアブラナ科の野菜『ケール』。

葉の形が変化して現在の形になったと言われています。


そんなキャベツは、別名『食べる薬』と呼ばれるほど、栄養価の高い食材。

スープ・生のサラダ・ジュースなどにして摂取することで、薬膳効果も期待できます。

薬膳の五行説では、五性が『平』、五味が『甘』に分類されています。

<五性とは?>
寒・涼・平・温・熱の5つの性質のこと。五性では、「食べ物には体を冷やしたり、温めたりする性質がある」とされている。
<五味とは?>
酸・苦・甘・辛・鹹(かん)の5つの味のこと。五味では、「味と臓器は、密接な関係にある」とされている。

体が特定の味を欲しているときは、体の特定の部分が疲れていたり、弱っていたりする証拠。

漢方の古い書物には、

・酸 ⇒ 肝・胆
・苦 ⇒ 心・小腸
・甘 ⇒ 脾(ひ)・胃
・辛 ⇒ 肺・大腸
・鹹 ⇒ 腎(じん)・膀胱

味の違いによって、口から入った食べ物は、それぞれ違う臓器に働きかけると書かれています。


そんなキャベツに豊富に含まれているのが『ビタミンU』と『ビタミンK』。

ビタミンUは、

・胃の粘膜を保護する(胃を守る)効果
・胃腸の血流を良くする効果
・血中の過剰な中性脂肪を低下させる効果

など、様々な働きをしてくれます。

ただし、ビタミンUは熱に弱い成分なので、積極的に摂取したい場合は、生で食べるか、さっと湯通ししたものを使うのがおすすめです。

冷え性の人は、体を冷やしやすい性質もありますので、加熱したものを使用してください。

煮たキャベツを食べ続けることで、ガン予防につながると言われています。

ただし、キャベツは煮すぎないことがポイント。煮汁も捨てずにそのまま使うと、より効能的です。

もう一つ、キャベツに豊富に含まれているビタミンKは、骨の健康を保つために必要な栄養素。

カルシウムが豊富な食材(牛乳やチーズなどの乳製品・小魚など)と一緒に摂ることで、骨粗しょう症の予防効果が高まります。


アレンジもしやすく、ダイエット効果も期待できる『キャベツ』。


今市場に出回っているキャベツは、『高原キャベツ』と呼ばれる、群馬県や長野県の高原で栽培される夏キャベツ。

春キャベツが生食、冬キャベツが加熱調理に向いているの対し、生でも加熱調理でも美味しく食べられます。

葉は厚めで柔らかく、甘みがあるのが特徴です。


アブラナ科の野菜は、キャベツの他に、白菜・水菜・小松菜・大根・カブ・チンゲン菜などがありますが、不溶性繊維を多く含んでいるため、消化に時間がかかると言われています。

夜、寝る前に食べると睡眠の質が落ちてしまいますので、その点は、注意が必要です😌

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