この冬を陰陽で学ぶ🌈
寒くなって来ると、私たちの体は気候に左右され、負担が多くかかってきます。
体調を崩される方も多いかと思いますので、
「体を温めるだけでなく、自分にとって何が今、気をつけないといけないのか?」
これを『陰』と『陽』を使い、解説してみたいと思います。皆さんも参考にしてみてください。
この自然界には必ず、陰と陽があり、それらは5つの陰陽五行によるサイクルで行われています。
まずは「相生(そうせい)」、文字通り生む作用のことです。黒色の矢印に注目してください。
木は土を耕し、土は水を止め、水は火を消し、火は金を溶かします。
これは、自然の行動サイクルです。
人間の行動も、これに当てはめることができます。
木で火をおこし、火はいずれ土となり、土の中から金が含まれ、金の器は水を溜めることができます。
これが、私たち人間の行動サイクルです。
この陰陽五行を応用して、この冬、何に気をつければよいのかを一緒に見ていきましょう。
冬は五行でいう、『水』にあたります。
『水』を司る体の器官や感情は、腎臓、膀胱、耳、骨髄、恐れです。
冬にはこの器官や感情が働きやすいんです。
ですが、「過剰に反応しやすい」とも言えます。
反対に、冬に働きにくい器官を知る必要もあります。
ではもう一度、先程の五行を見てみましょう。
今度は、赤色の「相克(そうこく)」、つまり反対側との相互作用に注目してください。
『冬』は『水』を司るので、『火』が足りなくなるという相互作用となります。
『火』は、心臓、小腸、舌、血脈、喜び、ですので、この器官や感情が働きにくいことが分かります。
つまり、冬に気をつけなければいけないのが、心臓、小腸、舌、血脈。
これらに関わる病気を持っている方はこの冬、気をつけなければなりません。
このように、季節だけでみても、働きが弱まる体の部分があるのだと、私たちは知っておく必要があります。
体を温めるということは、『火』の作用が足りなくなっていることを意味します。ですので、その原因が何かを知り、生活を変えていかなければなりません。
これが自然の摂理であり、陰陽を学ぶことで分かる東洋医学なんです。
自分の体と向き合うきっかけとして、覚えてほしいと思います。
感情面でも、自然と『恐れ』が増幅しやすく、『喜び』が失われやすい、この季節。
『笑い飛ばす』ぐらいの精神が、この冬を乗り切る大切な心構えかもしれません😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
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