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ルーマニアには吸血鬼ドラキュラ城のモデルとなった古城が存在する🌈

古い歴史や雄大な自然を誇る東ヨーロッパの国『ルーマニア』。

他のヨーロッパ諸国と比べると、観光地としてポピュラーな国とは言えませんが、「独特の文化や伝説」「中世の趣ある美しい街並み」など、魅力的な観光資源が豊富にある国です。

ルーマニアは、「中世ヨーロッパ最後の国」と呼ばれ、その名残りが街の至るところに残されています。


そんなルーマニアには、小説『吸血鬼ドラキュラ』のモデルになった人物がいます。

ワラキア公国の君主『ヴラド3世(ヴラド・ツェペシュ)』です。

ヴラド3世には、「当時、敵対していたオスマン帝国の兵士や貴族を串刺しにして一列に並べた」という逸話があり、ルーマニア語で「串刺し」を意味する『ツェペシュ』というあだ名が付けられていました。

また、悪魔と呼ばれた暴君でもある父親の影響で、ルーマニア語で「悪魔の子ども」を意味する『ドラキュラ』というあだ名もつけられており、これには「ドラゴンの息子」という意味も含まれています。

もちろん、ヴラド3世は、吸血鬼ではありません。

残酷な彼の姿を人血を吸い取る『吸血鬼』に見立てたのではないかと言われています。


小説『吸血鬼ドラキュラ』は、19世紀末に、アイルランド人作家ブラム・ストーカーが発表した作品。

この物語に出てくるドラキュラ城のモデルとなった城も、ルーマニアに存在します。

それが、トランシルヴァニア地方の古都ブラショフ近郊にある古城『ブラン城』です。

山の上にそびえ立つこの古城は、14世紀に、ヴラド3世の祖父にあたるヴラド1世が建てた城で、「オスマン帝国軍を見つけるために造られた建物」と言われています。

ヴラド1世は、この城を居城としていましたが、ヴラド3世は、一度も住んだことがないそうです。


現在、ブラン城は、博物館として一般開放されており、様々な部屋を見学できるようになっています。

ブラン城のある古都ブラショフからさらに北上したところにある古都シギショアラには、中世の武具やヴラド3世の像などが展示されており、こちらでもドラキュラの雰囲気を味わうことができます。

また、シギショアラには『ドラキュラ料理』も存在します。

赤いパプリカをドラキュラの心臓に見立て、トマトスープをドラキュラから流れ出た血に見立てた、遊び心の詰まった一品です。

中世の街並みを堪能できるルーマニアツアーに参加した際は、ぜひ、食べてみてください😊

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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