宣伝会議賞をナメていたという話。

お疲れ様です、ハヤサカです。

第58回宣伝会議賞 一次審査の通過者発表が出ましたね。
応募総数61万7203点のうち、一次審査を通過したのは6134点通過率は0.99%とかなりの狭き門です。

自分は今回初めて全クライアントの課題に取り組み、応募したのは計114点。他の参加者に比べるとかなり少ない方だと思いますが、個人的には100本超えるのでも結構しんどかったです。いま思うと筋肉の使い方が下手だったかな〜という感じ。変なフォームで走ってた感じというか。

さて、そのうち一次審査を通過できたのは…1点のみ!!
113本は残念ながらボッシュートです。ちゃーらっちゃらっずーん♪ …
114分の1。通過率0.87%…まあ〜〜まずは全滅ではなくて本当に良かったです。通過者一覧の最後のページに食らいつくように載っていたのでほんとホッとした…今回は自分なりに頑張ってはいたと思うので、1つだけでもめっちゃ嬉しいです。あまり手応えを感じられていなかったというのもあるし。悔しいのは、もっと色んな目線で考えたり時間を割いたり、もっと頑張れたんじゃないかという点ですね。


そもそも自分は、心のどこかで宣伝会議賞をナメてたんだと思います。数年前の第54回で9本だけ送って、そのうち2本が一次通過した時から。

「通過率22%って高いじゃん!こりゃ俺が100本とか送ったら結構通っちゃうな〜ww」という考えが根底に出来てしまって、それからは送ってもせいぜい多くて40本ぐらい。そんな思いも伝わってか、それ以降は何も引っかからず。それでも「俺はまだ本気出してないだけ」って思っていましたね。

ただ、今回の宣伝会議賞は転職を考えているさなかで取り組んだという背景もあり、前より真面目に取り組めた方だと思います。それこそ、爪痕を残して今後の就職活動でのアピールのタネにするぞ、ぐらいの気持ちでやっていたので。まあ結局ウイルス流行の影響で前職の仕事が不安定になり、一次審査の結果を待たずしてコピーライターに転職したわけですが。


んで、とりあえず「100本以上応募」「すべての企業課題に取り組む」という小さいハードルを飛び越えて思ったこととして「もっと高いハードル越えられそうだな」と実感できたのは収穫でしたね。

頑張れば100本は送ることができるんだという小さな自信。これはコツコツとした積み重ねが苦手な自分にとっては本当に大きなことです。これから先、どれだけ引き出しの数を増やせるかというのは、賞の結果とは別に楽しみですね。


あとは、宣伝会議賞に取り組むなかでTwitterでフォローさせていただいたり、フォローしてもらう方がグッと増えたのですが、中には宣伝会議賞で受賞経験を持つような方も多くいたんですね。密山さんとか中田さんとか贈りびとさんとか。

Twitterではたまにツイート公募のキャンペーンなどが開催されているのですが、そんな実力のある方々をフォローしていることで、切り口の多彩さ、視点の柔軟さ、言い方の工夫の仕方などに多く触れることができたのもデカい経験でした。自分はこれまでSKATを読み込んだり、本を読んだりの勉強をサボってきたのもあり、最近は「あっそういう考えもあるか」の連続です。「コピーが好き」の共通点だけで繋がれたりするのも純粋に楽しいですしね、刺激になるし。


本気で取り組むこともせず勝手に宣伝会議賞をナメていた自分でしたが、初めて自分なりの本気で取り組んでボッシュートされ、色々と学びました。やってみて初めて分かることが多いというのは、どこの世界も同じだなぁと。最初の方で話した「筋肉の使い方」が、ちょっと分かってきたような感覚があります。

次回の第59回宣伝会議賞では、もっと柔軟に考えて取り組めそうだなと今からワクワク!とりあえず応募に関しては、本数の目標は500本。もちろん、本数意識ではなく中身重視でやります。ま、コピーを見極める目が全然ないのでとりあえず思考を垂れ流して数を出すのも手なのですが。あとは、同じく宣伝会議賞に取り組む方々との交流に照れず、ガンガン意見を交換していきたいと思っています。ぜひ皆々様よろしくお願いします!


最後に一言、「コピーライターとしてはキャッチフレーズで通りたい!!!(過去の通過作はすべてCM)」


それではまた。

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