今週の備忘録(1/16〜1/22)

コウテイ解散。

お笑いコンビの解散ほど悲しいものはない。
それは有名であればあるほど。

九条と下ちゃん。
既に2回解散しており、仲が悪いコンビであることは知られていた。
但し、ABCを取り順調かに見えた道のりの中で互いに譲れない何かがそこにはあったのだろう。互いに才能があり、双方が認めるように自我が強いコンビなのだから。

唯一の残念なことは直近2年のM-1を共に棄権で終わっていることだ。
21年はコロナウイルスで。22年は体調不良により。
今年のM-1の予告動画で九条は「優勝してあげることが僕に生まれて良かったと証明してあげらることになる」語るほどなのだから無念極まりないのだろう。そのストイックさがこれまでのコウテイを築き上げ、絶妙なバランスで成り立ってきた。一方で、そのストイックさゆえに解散まで導かれたことに想像に難くないではなかろうか。

別の道を歩み出した二人。
才能豊かである二人だからこそ必ずや表舞台に帰って来るはずである。
それが二人が再び交わった時であっても誰も否定しないだろう。
3度あることは4度あっても良いのだと思うのです。

水道橋博士の辞職等他にも言いたいことなんて一杯あるけど、
とりあえず今週の備忘録!

①舞妓さんちのまかないさん

祇園の舞妓さんになることを夢見て、親友のすみれと共に故郷の青森を離れ、京都へやってきたキヨ。
舞妓さんたちが共同で生活する屋形に住み込み、鼓や舞などの稽古に励んでいたキヨだが、
舞妓には向いていないから青森に帰るように、と言われてしまう。
気落ちするキヨだが、ある日、みんなのために作った親子丼が評判に。
毎日のごはんを用意する「まかないさん」として、屋形で働くことになる。
一方、すみれは京舞の才能を発揮し、「100年に一人の逸材」として、由緒ある祇園の花街で名を馳せていく。
公式サイト

是枝監督の初Netflix作品。
いやー面白かった。最高でした。

良くある話なのかもしれない。
でも、舞妓さんの世界って非日常だし、中々見ることが出来ないが故に題材としてピカイチでしょう。
 ※ちなみに「舞妓はレディ」も大好きなんです。

何より物語1話1話の描き方が丁寧。淡々としていているけれど、笑い・愛・涙が全部込められていて、止まらなくなった。

そして、役者陣が何より素晴らしい。
みんなキャラが立っていて、見せ場があって欠かせない人物ばかり。
最高。最高。是枝監督回以外も文句なし。

いやー。シーズン2見てぇ。マジで。
そう思える作品は本当に素晴らしい作品だなぁと思います。
時折、見返そうかな。

② 離ればなれになって

1982 年ローマ、16 歳のジェンマは同級生のパオロと恋におちる。彼の親友のジュリオとリッカルドと共に、弾けるような青春の時を過ごしていた。ところが突然、母親を亡くしたジェンマは、ナポリの伯母の家に引き取られる。1989 年、教師、俳優、弁護士と、社会への一歩を踏み出した 3 人の男たちは、別人のように変わってしまったジェンマと再会する──。
Filmarks

最初は見る予定はなかったんです。
でも、色んなところから絶賛の声を聴いて鑑賞。
結果、今年ベスト級に大好きな映画でした。
早過ぎとか関係ない!完全にドストライクでした!

なんなんだろうな。
子供の頃からの友人が紆余曲折有りながら最後集合する感じ。
お互い色々あったよな。喧嘩したよな。口も聞かなかったよな。
夢は叶ったり、叶わなかったり。家族との生活もうまく行ってないよな。
でも、一緒にいた頃は最高だったし、今でも俺たちの友情は変わらないぜってもう最高じゃん。とりあえず。

こんな大人たちに憧れるんです。個人的に。

それが、歴史を辿りながら巧妙に描かれていく。
一緒に時代感覚を共有できたら本当に最高だろうなって心底思いました。
そして、最後には新たな希望を指し示してくれる。

もう最高なんです。もう一回どっかで見たいよ〜。やばかった。
とりあえず、今年ベスト級だし、過去の中でも結構トップクラスの好きな映画になりました。期待値も低かったからかなぁ。でも、こんな映画に出逢えるって本当に最高ですな。

③エンドロールのつづき

9歳のサマイはインドの田舎町で、学校に通いながら父のチャイ店を手伝っている。厳格な父は映画を低劣なものだと思っているが、信仰するカーリー女神の映画は特別と、家族で街に映画を観に行くことに。人で溢れ返った映画館、席に着くと、目に飛び込んだのは後方からスクリーンへと伸びる一筋の光…そこにはサマイが初めて見る世界が広がっていた。映画にすっかり魅了されたサマイは、再び映画館に忍び込むが、チケット代が払えずつまみ出されてしまう。それを見た映写技師のファザルがある提案をする。料理上手なサマイの母が作る弁当と引換えに、映写室から映画をみせてくれるというのだ。サマイは映写窓から観る色とりどりの映画の数々に圧倒され、いつしか「映画を作りたい」という夢を抱きはじめるが―。
Filmarks

予告編を鑑賞時、興味を惹かれ面白そうなんて思いながらそそくさと映画館へ。
面白かったけどね。何か盛り上がりに欠けたというか唐突というかね。

触れられている通り、パン・ナリン監督の自伝的映画なんだろうなと言うまでもなく感じさせられる。フィルムに触れるあの感動やみんなで映画を作り上げていく感じは最高でした。母ちゃんの飯は文句なしで美味そうだし。

でも、ところどころ展開が唐突すぎてついて行けないというか。なぜというか。びっくりする展開が突然やってくるからもう少し伏線があればなぁとは感じさせられる箇所がやや残念でした。

でも、監督がやりたかったことは具に感じさせるし、「エンドロールのつづき」をちゃんと見せてくれるし、移り行く時代の中で偉大なる先人にリスペクトが捧げられている。そして、何よりも映画は今もみんなの近くにいるんだよと気づかせてくれることに改めて映画って良いよなぁと感じさせられました。

以上、今週の備忘録。
また、一週間始まるけど、どうなることやら。しんどいけど頑張りましょね

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