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弔いの冬

打ち捨てられ
うずたかく積み上がった
たくさんのわたしの死体

一体一体、ていねいに
見つめて、確かめて、弔ってゆく

肌を刺す視線
身を焦がす渇望
絡みつく恐怖
耳をつんざく怨嗟の声

わたしがなかったことにした
あらゆる痛みわたし
それらをもう一度受け止める

感じた痛みは光に還り
透き通る、冬の夜空の星になる


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