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元恋人③の話3

元恋人③の話3

前回は、ドロドロした女の戦いを書いた。

そして、今回は、そうやって勝ち取った(?)元恋人③に対する悩みについて、書く。

若干センシティブな内容かもしれない。うっすらデートDVについて触れているので、避けたい方は避けてください。(触れている箇所は冒頭に記述します。)


付き合ってからの悩み①

彼と付き合ってからの悩み、これは彼に関してのことだが、2つあった。

1つ目は、LINEがとても長いこと。とても長い。本当に長い。

具体的に言うと、1回の返信で吹き出しが平均12個ある。通知が12。

それに加え、1つの吹き出しの中に話題が複数あるものもあったから、返さなきゃいけないものは実質15くらい。

これに返信するために要する時間は、約15分。何が大変って、一つ一つ返すのに、スクロールして戻って話題を確認しなければならない。彼の返信だけでは話題が分からないこともあるから、私の返信まで遡ることも多々あった。

こんなに話すことがあるんだったら、電話すればいいじゃんって思うじゃないですか。私も電話の方が早いと思ってたんですよね。

ただね、彼電話嫌いなの。自分の声が怒っているように聞こえるって言われたことがあるんだって。

そんなん、、、お互い様なんだが、、、、(ものすごい地声低い女なので)。

私には、頻繁にLINEを返す余裕がなかった。

彼はAO入試で早々に大学に受かったから、私が勉強にどれだけ費やしていたか、どれだけ部活が大変だったか想像できない。

その時の私の生活は、6時に起きて7時前に電車に乗り、朝練をして授業に参加、早弁をして昼練、授業が終わって部活、帰宅したら膨大な量の課題をこなさなくてはならなかった。彼に返信する15分でさえ惜しい。

1日1回は返していた。でも寂しがり屋の彼はもっと返してほしかったのだと思う。たくさん我慢してくれたと思う。


付き合ってからの悩み➁

ここではデートDVについて触れるので、避けたい方は飛ばしてください。

2つ目の悩みについて、こんだけデートDVって言っているのだから、だいたいは想像できているかもしれない。まあデートDVといっても幅があるし、感じ方は人それぞれであるから、想像されているよりも軽い内容かもしれない。

ただ、これはデートDVであるという認識はしてほしい。私もその時は知らなかった。大学入ってから知った。もっと拒んでよかったんだ、と。

彼はシたがりだった。ヤりたがり。

彼が童貞を卒業したのは中学2年生の時、それも1つ上の先輩の家で、手ほどきを受けたらしい。それに、今まで付き合ってきた人たちとは何度も体を重ねてきている。だから、性行為をすることは彼の中でスタンダードな話なのだ。

付き合い始めてからすぐに、体に手を伸ばしてきた。

拒めない。好きだから。

寒い冬、外で、彼の冷え切った手が私の胸に触れる。私の女性器に触れる。

彼はよく、「ねえ、ダメ?」と聞いてきた。ダメ、なんて強く言えない。

私は、外が嫌だった。人気のない路地裏でよく会っていたが、それでも時々車は通るし、目の前には家もある。それに寒い。良いわけがない。

会うたびに、私は触られた。脱がされることはなかったが、ボタンをあけ、襟元から手を入れられた。スカートをめくり、下着の中に手を入れられた。時々、彼に手を誘導され、彼の男性器の上(服の上)に手を添えさせられたこともあった。

それでも、処女は守ることができた。幸い私たちは室内で性行為ができるところがなかった。お互いの実家に行くこともできず、いつも制服で会っているからホテルに行けるわけがない。

性欲がないわけではない。それでもなぜか彼とする気には全くなれなかった。

勘違いしないでほしい。誰だって指を入れられたら、生理現象的に濡れる。感じているなんて思わないでほしい。私は、彼の腕に思いっきり体重をかけ、感じているような演技と彼の腕に負荷をかけることで小さく拒み続けた。

もう一つ私が彼とすることで懸念していたのは、妊娠する可能性があるということ。私は生理周期が全く安定していないから、いつ排卵しているのか正直わからない。そして、ゴムをつけても避妊に失敗することがあることは知っていた。

今、妊娠してしまったら私の人生が急降下する。大転倒。この人に責任が取れるのか。無理だろう。こっそり中絶することだってできない。私はまだ子供だ。

彼とすることはなかった。本当に良かった。

大学に入って、しばらくして、人権教育の授業ではじめてこれがデートDVであったことを知る。


そんなこんなでまとめると

まとめです!!もうセンシティブじゃないよ!!!(たぶん。)

ほんと、書きだすとよくこの人と付き合ってたなーと思うね。

しかし実はこの2つの悩みが、元恋人④と付き合うきっかけでもあったから、彼のこれらの行動を美化するつもりも正当化するつもりもないが、ずっと恨んでいるわけではない。


次は、元恋人③と別れるきっかけとその後について書く。

今度こそ次でおしまい。

では。

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