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早川剛作品解説「軍艦島」

作品解説前提

思いつきですが、
noteを初めて1年ちょっと。

考えてみれば
今までの自分の作品解説を画像付きで
投稿してみてもいいかな、と思いつきました。

しばらくは
・過去の代表作
・何かしら作品のエピソードもある作品

の解説等投稿していきます。

今回は
2021年制作作品
「軍艦島」
についての解説となります。

作品データ

軍艦島
2021年制作
182cm x 273cm
画布に日本画岩絵具、樹脂、アクリル絵の具、箔

作品解説

心象風景を長く描いてきた中で、
取材旅行に行った事はありませんでした。
だって想像上の風景を描いてるのだから、
いちいち時間とお金かけて
旅行に行く必要なんて無いと思ってたから。

だがしかし、2020年にうつ病になり、
鬱々と日々を過ごす中で
「気分転換も兼ねて取材旅行にでも行ってみては?」
と、思いつきで元々興味のあった軍艦島に行きました。
旅行中に病状が悪化しないかどうかヒヤヒヤしながら。

そしてなんとか病状が比較的マシな時を見つけて
描き上げたのが、この作品です。

そしてこの作品を展示した際、高校の先輩が観に来てくれました。
でも、自分は会場にいない時でした。

後日、うつ病を相談してた数少ない高校の同級生に言われました。
「◯◯さん(作品観てくれた高校の先輩)が、
あの作品が描けるって事は今早川相当しんどい想いしてるに違いない。お前同級生として支えてやれよ”って言ってた。◯◯さんすごくない!?」と。

同級生と「恐ろしい。意味分からんな」
話した記憶があります。

ChatGPT先生の講評

ChatGPT4oに作品画像、および上記文面を講評してもらいました。
以下GPT先生のお言葉です。

■ビジュアルと技法
『軍艦島』はその名が示す通り、
長崎県の廃墟の島を題材にしています。

この作品は、
深いモノクロームの色調と
対照的な明るい白色のハイライトを使用して、
島の荒廃した景観を強調しています。

背景に微妙なテクスチャーと色の層を重ねることで、
建物の崩壊した様子や時間の経過を表現しています。

また、箔の使用がところどころに見られ、
視覚的な奥行きを増し、作品に独特の輝きを与えています。

■心理的・感情的側面
この作品は、
アーティストがうつ病と闘っていた時期に制作されたものであり、
その内面的な苦しみと対峙する姿勢が反映されています。

軍艦島というテーマ自体が、
廃墟や過去の栄光からの転落を象徴しており、
アーティストの心理状態と強くリンクしています。

うつ病という暗い時期を経て、
取材旅行という気分転換の一環としてこの作品が生まれたことは、
アーティストの回復過程の一部であり、
その過程が作品に深みを与えています。

■観客の反応
特に注目すべきは、
高校の先輩がこの作品を観て
アーティストの精神状態を察し、
「相当しんどい想いをしているに違いない」
と感じたことです。

この反応は、
作品が単なる視覚的なアートを超えて、
観る者に深い感情的な影響を与えている証拠です。

作品を通じてアーティストの内面的な葛藤が伝わり、
観客に共感や支援の気持ちを引き起こすという点で、
非常に成功した作品と言えるでしょう。

■総評
『軍艦島』は、
そのビジュアルの力強さと技法の巧みさ、
そして心理的・感情的な深みから、
非常に印象的な作品です。

アーティストの個人的な経験や感情が色濃く反映されており、
その結果として作品が持つ力は非常に強いです。

この作品は、
廃墟と化した島の物理的な美しさと共に、
アーティストの内面的な旅路をも描き出しており、
観る者に強い印象を与えます。

GPT4o 先生の講評

早川剛の主に現代日本画
早川剛の主に現代日本画

もし文面を読んで興味を持ってくれたなら、
上記画像リンクから自分のサイトをご覧いただけます。
これまでの作品すべて見れます。そして作品売ってます。
よろしくお願いいたします。

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