ITには”非常識”なぐらいがちょうどいい。
技術者側からの情報発信に辟易してた日々
毎朝、TBSのラヴィットのオープニングが大好きなのでその10分ぐらい前からテレビを付けているとこんなCMが流れてくる。
ふつーの人達が見てるふつーの朝にこの内容。広告費用の無駄遣い感が半端ないんですが・・・^^;・
あと、これもよく流れてくる。
名刺管理は、eightや、sansanといった別の大手が既存で動いているので、こういう広告を見たからといって簡単に乗り換えられる代物ではないよね。
何かを生み出すのは、ITではなく 自分で考えられる”人”自身
こういう広告宣伝やメディアの記事なんかを見ていると、ITの様々な仕組みが何かを生み出してくれるような気がしますが、そんな事はまず考えにくくて、必ずそれを使いたいと思う側の人間が何かを生み出している。
それは”自分で考えて世間を客観的に見つめる”ことで感じる違和感の解消や大切な誰かに届けたい価値を提供したいという想いみたいなもの。
世間やITに使われないようにするための”自考力”
ITが苦手だという人の癖みたいなものなんだけど、”考えることを止めてしまう”場合が多く、言われるがままに鵜呑みにしてしまう事も少なくない。
僕がサポートしてるところでも必ず”なぜ、必要なの?”とか”何に使うんですか?”を徹底して聞いた上で導入の可否を決めるのだけど、この”考える”事が面倒って思っちゃうんですよね。
これは、テレビやネットの弊害だと思ってて、人は溢れる程の情報に触れるとそれで十分と思っちゃう。本当に大切な選択肢が他にあっても、そこには目を向ける余裕がなかったりする。
勿体ないなぁと思う。
ITには非常識でいい。合わせていくのは技術を知る者の役目
いまは、インターネットやIT技術を抜きにして考えることができない時代。だからこそ。ITに対して使う側の人としては常に非常識であってほしい。何がITにできるか、逆に任せるべきではないかを自ら考えてみる。
1人1人、一社毎に考え方や取り組み方は違うし。
間違っても、技術を知る者が自分目線で顧客を引っ張り込むのだけは止めて
欲しい。
一生付き添えるのならそれでも構わないけど、どこかで必ずはしごを外される時が来てしまいます。
目に見えない上流工程を大切にしよう
システム導入・構築に関して上流工程と言われる部分。詳細は省きますが、簡単に言うと
何を実現したいのか?
システムに何を任せるか? 逆に任せないか?
クラウド? オンプレミス? 稼働環境の整え方
”いつ” ”何を” ”誰に” このあたりをスケジュールとして具体化
こうした事を決めるのが上流工程。 これが決まってから初めてプログラミングや機器購入やらを進める事ができます。
ツールありきのIT化やDXといった仕組み作りは、必ず現場に軋みをもたらしいてしまい、本来発揮するはずの導入効果を生み出すのが難しくなります。
目に見えないけど、自分達の未来のあり方を考える大切な行程がこの上流工程。 この中で、ユーザーとIT技術者との間で何をすべきかを共有する。
そのうえで、実際の仕組みづくりに入っていくとスムーズに手早くシステムが作れるはずです。
一緒に頑張りましょう。